ちょうど京都近代美術館へ行こうと予定していた前日にツイッターで、
池田泰佑先生の個展があることを知り、訪れてきた。
3年前に初めて先生の個展へお邪魔させて頂いて以来。
その時のレポはこちら→☆
今回もじっくり拝見させて頂き、作品や釉薬の解説などを聞かせて頂け、
先生の気さくで飾り気のないお人柄と陶製モザイクの美しさにすっかり陶酔。。
泰山タイルにあるような辰砂釉が美しい作品。
完全に還元焼成されたワインレッドが美しい陶片や少し酸化が混じり窯変が起こった陶片など、一つの色味でも細かく焼き分けられたものが使われているそうで、その奥行き感、味わいがすばらしい。
今回最も好きだった作品は、温かみのあるベージュやグレーなどの背景に、マットでくすんだピンクで表された木、ピンクの中に細かな窯変のバリエーションのある紫が混じった地面がきれいだった。
こちらは額も陶製なのだ。
シックなグレーの額が素敵。
低温で焼かれ、鮮やかに発色した楽焼の陶片や、同じ白でもマットなものから、ラスター彩がかかりキラキラと光沢のあるものなど、さまざまな変化のある陶片が絶妙に組み合わさり、雅やかな和の陶製モザイクの世界を堪能できた。