池田泰佑先生の陶製モザイク展へ伺った後は、美術館→北山モザイクへ向かい、カフェヨージクでロシア料理のランチをする予定をしていたのだが、
個展でゆっくりし過ぎてしまい、北山でランチは無理だと断念;
美術館へ行く途中にある気になってた喫茶店ポッポでカレーを食べて行くことにした。
準備中となっていたのだけど、一人分なら大丈夫と言われた。
中へ入ると思ったよりこじんまりとした店内。
席はカウンターと、2テーブルのみ。
照明カバーは二重になっていて、内側はビーズの笠に。
店主さんが、言われるにはお店は57年前からされていて、
この真っ赤なカウンターも57年前当時に作られたものだそう。
当時はさぞモダンだったことだろう。
天板は、毎日車用のワックスをかけて磨かれているという。
そのおかげか57年前のものとは思えないくらいピカピカに輝いてた。
手洗いは可愛いモザイクタイル貼り。
トイレ横に作られているのだけど、当初は大き目のシンクだったそうだが、
ぶつかってしまうということで、小さめの手洗いを職人さんにモザイクタイルを手貼りで作り直してもらったという。
トイレにもこのブルーの縦長のタイルが使われていた。
キッチン周りは白いタイルが貼られてて、
食器などが置かれてる造り付けの棚は、換気扇のある部分と、ちょうど肩が当たる部分は
邪魔にならないように角を落としてもらったとか。
奥のテーブルは、本来なら椅子は手前に一つしか置けないスペースなのだけど、
段差の長さ分、椅子の脚を切って2人掛けのテーブル席にしたんだそう。
お客さんが椅子を引いて段差から落ちないように、後脚は固定されてるとか。
省スペースの店内には、工夫がいっぱいで、面白い。
大理石のテーブルまでカスタマイズしようと、切り始めたが、
あまりに硬くて切れなかったそうで、切込みが入ったままのテーブルが置かれてる。
メニューは珈琲とカレーのみ。
最後のカレーにありつくことができてよかった。
急いでるはずだったが、お話好きな店主さんにつられて、コーヒーも頂き、ここでもつい長居してしまった、、