池田泰佑先生の陶製モザイク展と上野リチ展と北山モザイクへ行った日に、
道中、自転車で移動中見たタイルなど。
路地を走っていると、突如目の前に現れた芥川医院。
近代建築ぽい。
縦長の窓や窓周りや軒がピンクのモールディングで統一されていてかわいい外観。現役の医院のようだ。
2階がカラフルなタイル貼りのお宅があった。
ちょうどお家の方が出ておられたので、お伺いしてみると、
昔、左官屋さんをやっていたとのこと。
タイルがきれいだと言うと、喜んでくださった。
1階の側面にも、ちょっとした模様を描いたように貼られたタイル。
下の2段はグレー地にカラフルな色彩が混じったタイル(写真じゃ見にくいけど)
向かいにもいい感じの理容院があった。
モールガラスが入れられた理容院の窓。
泡模様の面格子が入ったお宅も発見。
腰壁にはタイルを貼り詰めない部分使いもおしゃれ。
唐破風のある玄関が立派な芋松温泉。
入口両サイドはタイル貼り。
銭湯を見つけてもたいていが帰らないといけない夕方時間の開店なのが残念。
タイルを全面に貼ったお宅もあった。
アールの部分には、こんなちょっと立体感のあるタイルが貼られてた。
こちらのお宅は摩訶不思議な装飾などが付けられていた。
入口はハの字に作られた石の門柱が独特。
2階のベランダには、破風のような造形があり、
もう一方のベランダにも細かい透かし彫りの装飾があったりと、
魅惑的な佇まいのお宅だった。
こちらは2階がモザイクタイル?貼りに丸窓もついていた。
窓はサッシになっているけど、ちょっと古そうな建物。
2階のベランダのようなものもおもしろい。
正方形を繋いだデザインの面格子。
タイルと面格子。
石貼りの腰壁に面格子、窓の型板ガラスを透かして見えるカーテンもいい雰囲気。
こちらも型板ガラスに面格子、そしてタイル。
あまり見かけないようなブルーに白交じりのマーブル模様のタイルが貼られてた。
学校のような建物にも通りかかった。
外に出ておられた向かいの方にお聞きすると、元教業小学校だった建物とのこと。
後ほど調べるには、1992年に統廃合され、その後、建物は活用はされてないようだった。
玄関上の三角形に張り出した窓が斬新。
立派な町屋が・・何のお店?と思いきや、明治39年築の町屋を改装した
「プライベートレジデンス帆」という一軒家貸切の宿泊施設のよう。
1階と2階にも繊細なデザインの長~い面格子。
土台がタイル貼りのショーウィンドウが生かされている。
このプレートはいらない気が・・
足元を裾すぼまりに収めている丁寧なつくりのタイル貼り土台にうっとり。
そして、近代美術館の上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展へやってきた。
植物モチーフのカラフルなテキスタイルや日生劇場の旧レストランの壁画のデザインなどが興味深かった。
近代美術館を後にし、北山モザイクへ向かう。
もうかなり日は暮れかかってたが、自転車なのですぐにたどり着けるだろうと。
タイル貼りの洋館付きの町屋があった。
和館と洋館をつなぐ渡り廊下に、丸窓も。
こちらの建物も何度か前を通ったことあるが、
よく見ると、2階の窓と窓の間の壁面にこんなレリーフタイルが貼られてた。
何のモチーフだろう?
1階の窓と面格子。
床下換気口の格子のデザインも窓の面格子と雰囲気が似通ったものに。
クリーニング店だったか?
大小の茶系のタイルでまとめられた壁面がいい。
そして北山へやってきた。
北山ではちょうど「北山モザイク」というアートプロジェクトが開催中。
途中に気づいたのだけど、メインぽい会場が、なんと16時閉館で、
着いた時にはすでに16時過ぎてた;
会場のひとつになっているベーカリー兼レストランのブリアンへ。
入口床のブリアンのネームがモザイクタイルで表されてる。
ここで、3月のグループ展に来てくださったモザイク作家さんの作品を拝見。
白とブルーがさわやかなお花のモザイク画がとても素敵。
花びらや葉のカットのラインがきれいだな~
そして、当初はランチを予定していたロシア料理のお店、カフェヨージクへ訪れた。
ランチはできなかったが、ロシアンティーとピロシキを頂くことに。
ロシアンティーはストロベリー、ブルーベリー、ラズベリーをミックスしたジャム付き。
ピロシキは数種類あったが、ゆで卵の入ったものを。
トイレのインテリアが面白かった。
ゆっくりしてると辺りは真っ暗になってきたので、慌てて帰途に。
帰り途中に通りかかったたんきり飴本舗。
たんきり飴は甘口と辛口の2種類で、のどに効きそうな辛口をゲットした。
最後にリサイクル着物の戻橋に立ち寄り、リメイク用の着物も買って
荷物いっぱいでやっと帰りついた。
この日も盛りだくさんな一日で京都を満喫できた。