m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

明日から台湾キッチンさんでタイルのミニ展示はじまります。

2023-04-06 | 個展他


明日から4月末(金土日)まで台湾キッチンさんで、ミニ展示が始まります💠8日(土)9日(日)15日(土)(9日14時半〜15時半入場不可)12時〜18時に在廊予定です。台湾キッチンさんの美味しいランチのついでにお立ち寄り頂けたらうれしいです。

手作りのマジョリカタイルや、デッドストックのモザイクタイルを使ったトレイやコースターなどもご用意してます。大きめのタイル作品も少し持ってきてますのでご覧ください。


















台湾キッチンさんの本格台湾ランチは予約がベストです。胡椒餅など台湾屋台グルメもあります。

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日野・旧山中正吉邸

2023-04-06 | 建築巡り・街歩き【その他】

向町カフェでランチをした後は、すぐそばの旧山中正吉邸へやってきた。
山中家は、静岡県の富士宮市で酒造業を営んでいた日野商人。
建物は、万延元年から昭和13年に渡り、増改築され、現在の形になったという。


門をくぐると、左手にドイツ壁の洋間の外観が見える。


玄関を入ると、江戸期に造られたという田の字型に並んだ四間が並ぶ。


釘隠しは蝙蝠。
それぞれ、形が違ったもの。


同じ蝙蝠で、それぞれ形を違えてるというような凝り方をしてるのは、初めてかも?
まだ他にも数種類。


毎年5月3日に行われるという日野祭を見物するための桟敷。


ぴったりビルトインされた金庫。


江戸末期から明治初期に増築された座敷のひとつ、だるま部屋と呼ばれた部屋は、丁稚見見習いに読み書きなど教育を行った部屋だそう。
欄間には、珍しく襖が入れられている。


梅が描かれていた。
季節毎に変えられると言われていたような?!


台所のおくどさんは昭和13年に改装されたもので、排煙設備も備えられている為、
全くすすけておらずきれいに保たれていた。


浴室、脱衣所は昭和初期に増築されたもので、



大理石の浴槽に亀甲型のタイル貼り、


椿と鳥が配されたステンドグラスが華やか。


当時、最新設備だったシャワーも完備していた。






脱衣所には、床面には、畳の下にコルクが敷かれていて、防湿面の配慮もされている。


天井は、網代貼りで照明もおしゃれなもの。



新座敷へ。
縁側の欄間には、結霜ガラスが入る。


昭和2年に建てられた新座敷。
お庭を一望できる部屋では、要予約でランチも頂けるそう。



次の間との境には、
細かい桟が入るおさ欄間が入れられている。


障子の引き手も様々で楽しい。
七宝焼で装飾されたものや、



船を引く人が描かれた地袋には、



櫂をモチーフにしたような引き手がついていた。


新座敷から庭園を望む。


次の間。


欄間には、鳳凰の透かし彫り。





結霜ガラスの入った廊下に入れられた建具


大正末期に建てられた洋間。
接客用に使用されていた洋間には、直接入れる専用の玄関もあった。




洋間に敷かれてた絨毯。


扉の向こうは、洋室専用の玄関。


洋館専用玄関と同じく、もう一方の出入り口にあったステンドグラス。
ガラスが膨れ上がって今にも割れそうだった。

増改築されながら、大事に使われてきたお屋敷を堪能することができた。


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