岡家住宅を見学させて頂いた後は、近くの旧鎌掛小学校へやってきた。
下見板貼りの外観がいい感じ。
旧鎌掛小学校は、昭和5年に建てられ、平成13年に廃校になった。
その後、NPO法人により、様々な活動の場として活用され、又ドラマなどのロケ地としても使用されてきた。
モザイクタイルアートが、、卒業制作?
土日は、一般公開されていて、維持協力金300円で見学できるようだ。
長い廊下の一番手前は、校長室。
校長室のガラス戸は結霜ガラスに。
長い廊下を突き進むと、
台形アーチの先は増改築部分か一段天井が下がり、更に廊下が続く。
給食室は、奥に調理室があり、こちらの窓から、配膳されていたよう。
講堂兼体育館。
後方部は、4本のモザイクタイル貼りの柱が支えていた。
2階へ上がる階段には、セセッション風の意匠が刻まれている。
こちらは図書室。畳敷で、格天井。
書架は見当たらなかったが、和風の図書室、落ち着いて読書できそう。
家庭科室も和式。
アニメファンの聖地でもあるようで、意外に賑わっていた。
最後、日野商人街道へ戻ってきて、お茶することに。
街道沿いでも一際大きなお屋敷は、明治時代の日野商人屋敷だった建物が、そば屋、カフェ、ギャラリー、そして一棟貸しの宿など複合施設として生まれ変わっている。
その中のカフェ守貞へ。入口前の持ち送りは紅葉をあしらった素敵デザイン。
カフェ棟は、新たに作られたようだが、
ステンドグラスや照明など、アンティークの部材が使われ、
古い洋館の雰囲気さながら。
天井に入れられていたアールデコのステンドグラス。
各コーナーにぶら下がるアンティークな照明もそれぞれ素敵。
店内のあちこちには、ステンドグラスの衝立やオールドノリタケらしきコレクションも。
値札がついてるものもあったので、販売もされてるようだ。
廊下突き当たりの部屋のドアのステンドグラス。
テーブルにも。
コーヒーゼリーのパフェを。
旦那はいちごのタルト。
ケーキもかわいい〜
カフェで一休みした後は、敷地内を散策。
こちらは一棟貸しの宿、お高いようだけど、
内装も気になる。
突き当たりは、そば処。
ギャラリーでは、昭和レトロ家電展が開催中。
レトロな照明他
様々な懐かし家電などが並ぶ。
この後、旦那がそば屋の方でお手洗いを借りたので、店内に入る。
井戸や古い電話室などもあり、興味津々で見ていると、店員さんが、よかったら中も見て行ってと言ってくださった。
うれし〜い!
ちょうど、お客さんは、おられなかったので、自由に見せて頂けた。
廊下の床は、ぼこぼこした質感の手斧仕上げに。
箱階段が見える1階の飲食スペース。
こちらのそば処もカフェと同じく、古い建物とアンティークの家具や小物とがとてもセンスよく調和していた。
社長のご趣味だそう。
照明も素敵で、型板ガラスが使われた建具などは、リメイクされたものなのか?
廊下突き当たりのガラス扉もそうかな?
2階の客席。
2階にはこんな舞台もあった。
広大な敷地の日野商人のお屋敷が、見事にセンスよくリノベーションされ、活用されていて、素晴らしいなと感じた。
この日は、岡家住宅と日野商人街道のお屋敷いろいろ満喫できた。