もうひと月前の春休みのことだけど、なかなかアップできず、家族と両親とで行ってきた
鳥取の旅をこれから連載予定・・
皆生温泉にある東光園へ一度泊ってみたくて1泊旅行へ。
行きには津山へ立ち寄り、帰りには智頭にも立ち寄ることができて満喫してくることができた。
東光園本館は昭和39年に菊竹清訓氏により出雲大社をモチーフに設計された建物で、
巨大な梁で上層階を吊るという、厳島神社の鳥居の建築法が用いられている。
吊り下げ構造が用いられたのは繊細な和風建築をイメージし、鉄筋コンクリートの太い柱が表れないよう
配慮したためだとか。
ロビーに入ると存在感のある柱組が目に入る。
この柱が6階上部の梁を支え、その梁が5階、6階をつるすという独特な吊り下げ構造という建築法で
建てられているのだそう。
5階、6階をつるすためには柱を太くするなど、耐久性が必要だけれど、
重々しさを抑えるために、本柱を支える短い添え柱をつなげ、十文字の柱とすることで
ロビーにゆとりのある空間がつくられているのだとか。
ロビーにはコロンと丸い籐の椅子が並べられていて可愛い。
受付カウンター
天井からぶら下がるシャンデリア。
竹の先に、何を表しているのかよくわからない銅製のシェードがつく
ロビーに置かれてたスタンド照明も、鳥居をいくつも積み重ねたような和風のもの。
二階からロビーを見下ろす。
ロビーの前に広がる庭は約3000坪の日本庭園で、彫刻家の流政之氏による東光園七庭といわれ
七つの庭からなる。
正面玄関から入ると、ガラスの向こうに庭園が広がっていて、1階部分も外部空間のようにしたピロティという建築様式になっている。
橋の向こうには離れの建物が
庭園側から見た建物・・残念なことに階段室が工事中でブルーシートがかかってて全貌を見れず。
階段室のガラスは一枚一枚、全て形が違うのだそう。
4階も空中庭園と呼ばれるピロティ様式の空間となっていて、柱を残した外部空間に。
1階にも4階にもピロティが設けられているのは大変珍しいそうで、
最初で最後の二段ピロティと呼ばれているのだとか。
7階の天井
テラスに出て屋根をながめる。
出雲大社をモチーフにデザインされたもの。
客室は鉄筋コンクリート造りであるとは思えない、木造の和の空間が広がる。