m's diary

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東華菜館その一

2017-10-24 | 純喫茶&リノベカフェなど

東山七条から四条河原町までウォーキングしてきたので、お昼ははるかに回ってしまいお腹も空いてきたところ。

この日は東華菜館でランチをすることに。

以前中を少し見せて頂いたことはあるけど、一度食事して館内をゆっくり見学したいと思ってた。

 

 

東華菜館はヴォーリスにより大正15年に建てられたスパニッシュ・バロック様式のレストラン。

当初はビアレストランをイメージして建てられたものだそうで、

その後戦時色が強まる中、洋食レストランの存続が許されない状況になり、北京料理店に、

昭和20年末に東華菜館が誕生したという。

 

 

玄関ファサードには濃厚なバロック風の装飾が貼り付く。

 

 

ヤギの頭を中心にイルカ?や魚、貝類などのテラコッタ装飾がにぎやかに

 

 

エントランスを入り、見上げると、そこにはタコが手を広げてる。

 

 

 

 

そしてイルカ?のレリーフも。

 

 

1階のホールには大きな衝立があり、この衝立もオリエンタルな雰囲気。

 

 

天井装飾も圧巻だなあ。

今まで見たヴォーリス建築の中では濃厚さNO.1  

 

 

以前は1階も飲食スペースになっていたはずだだけど、今ではこれ以上先は衝立に覆われてて立ち入り禁止に。

 

 

こちらはかつての会計のコーナー

 

 

待合室

 

 

2階へ上がる階段。

 

 

装飾窓も凝ったデザインだなあ。

 

 

階段から下りた先にはもう一つ出入口が。

当初は入口と出口が分かれてたんだろうか?!

 

 

その階段室の天井装飾もカラフルな絨毯のような模様で、中国風の照明ともマッチ

 

 

 

 

 

1階から2階の階段につけられたイスラーム風なアーチ。

 

 

造形も装飾もほんとに独特

 

 

食事の階は決められているようで、エレベーターで4階へ。

 

エレベーターは米国製で、現存する日本最古のエレベーターだとか。

蛇腹式の内扉は珍しく、運転手による手動式で動く。

うゎ~乗れて感激!

 

 

時計針式のフロアインジケーター。

ちゃんと針も動いてる!

 

 

4階の食事場所は、改装されたごく普通の部屋でちょっとがっかりしてしまったが、

まあ見晴らしもよく、後で2階3階はゆっくり見学してくださいと言われたので我慢・・

ここがちょっと敷居が高かったのはお昼もランチメニューはなく単品注文か5000円からのコースしかないというところ。

しかし二人で3品も頼めばボリュームもあっておなかいっぱいで食べきれないほどだった。

玉子春巻きに湯葉と野菜のあんかけ、それにエビチャーハン。

 

 

4階のトイレに入ると、タイルは古いものなのか、壁には立体感のある大判のタイルにモールディングタイルも貼り巡らされ、

 

 

床にはこんな3Dタイルが貼られてた。

食事の後は、3階、2階へ見学に・・


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