
常滑での晩ご飯に訪れたのは共栄窯。
明治時代から土管を焼き続けてきた窯の中で食事ができるというのを知り、
行ってみることに。

お店の前には窯道具や煉瓦などさまざまなやきものが埋め込まれていて楽しい。


入口の扉がとても変わってた。
古材の扉を用いて、更に一ひねり?上から漆喰のようなものやコケのようなものを塗って、風化したような趣になっていた。

店内へ入ると、煉瓦積みの窯が現れた。
倒炎式角窯といわれるもので、昭和29年に再築窯され、
昭和46年まで土管を焼成していたものだそう。

事前に伺うと、ディナータイムは窯内は喫煙可のテーブルになるようだけど、
せっかくなので、窯内で予約。

テーブル席が数席あり、カウンター席が窯の内壁に沿って並んでる。

窯の内部の壁は長期間に渡って土管を焼成する中で釉薬や塩などが付着し、
煉瓦がガラスコーティングされ独特の景色が生まれてる。
バー&ビストロなんて、うってつけの雰囲気。

間接照明がとても効果的。


オレンジがベースの飲み物に

アヒージョ、そしてパスタを。

夕方、東窯工業を出てから共栄窯へ行く道すがら見たものいろいろ。

土管と植物の競演。

常滑の道を歩くと、いろんな窯道具ややきものを再利用した場面に出くわす。
穴の開いた平たいブロックが積み上げられた塀。
工場の入口付近だったので、こちらの工場で作られていたものだったんだろうか?

土手にもぎっしりときれいに積み上げられていた。

コンクリートの中に埋め込まれた土管や壺も。

こちらも塗り込め系。

渋いスクラッチタイルの塀。

錆びたトタンが素敵な風景もいくつか見た。


蔦が絡んだ真っ赤な扉。

通り道で次々と発見したさまざまなデザインの穴あきブロック。
常滑ならではなデザインいろいろ。