萬松園と同じ敷地内、サクラヒルズ創寫舘に建てられているのは、旧後藤別荘。
日本で初めて毛織業を始めた後藤恕作の別荘で、木曽川の下流にあったものを
移築し、リノベーションしたもの。
赤煉瓦造りの外観に瓦屋根が乗り、唐破風の車寄せがつく、ちょっと不思議な和洋折衷風。
エントランスホールは、格天井、同じく格子の装飾や窓ガラス、擬宝珠のような階段親柱など和風の造り。
玄関入って右手の部屋は、折上げ格天井に寄木貼りの床、壁に描かれた桜が華やか。桜は後から描かれたものだそうだが、結婚式場の雰囲気にぴったり。
お部屋の入口にもこんな唐破風が乗っている。
螺鈿の装飾が細かく入り、
入口両サイドには、瓢箪や扇子などの細かい象嵌細工が可愛い。
格子が細かい格天井。
3Dに見える寄木貼りの床。
2階への階段は一部鏡貼り。
アンティークの家具調度品も雰囲気にぴったり。
各部屋天井装飾が異なり、
1階のホールはヴォールト天井の縦長の広いホールに。
新しい部材で復元された箇所もあるだろうけど、新旧が馴染み、アンティーク家具と共にセンスのよいリノベーションで楽しめた。
萬松園と併せて、和洋どちらも写真映えするスポットが充実してて、結婚式場としても、良いなと思った。