鶯歌から台北へ戻り、前回訪れたにもかかわらず、休館中で入れなかった
旧台北故事館へリベンジにやってきた。
ハーフティンバーの洋館が素敵な建物は1914年に茶商、陳朝駿の別荘として建てられたもの。
2003年より、台北故事館(円山別邸)として、一般公開されている。
玄関を入って、右手の部屋へ入ると、
早速、マジョリカタイルの貼られた暖炉が目に入った。
床面に貼られているブルーのタイルは、台湾でもよく見かけるマジョリカタイル。
暖炉両脇には、チューリップ柄らしきアール・ヌーヴォーデザインのマジョリカタイルが貼られていた。深いグリーンが美しい。
突き当りの階段を2階へ。
2階の一室にもタイルが貼られた暖炉が。
エメラルドグリーンが艶やかなタイル。
床面は、1階とお揃いのマジョリカタイルが貼られてる。
暖炉の2か所のマジョリカタイルを見れてすっかり満足してしまったのだが、
メインともいえるトイレに貼られたマジョリカタイルを見るのをうっかり忘れてた・・
帰ってから、あっそういえば・・と気づいてがっくり;
台湾故事館を後にし、いくつかスポットを回りながら
最終、迪化街のカフェへ行くことにした。
小さな美容室。
サインポールが赤い水玉なのは、台湾ならでは?!
台北に来てからワンタンが食べたい、とずっと思いつつ、
なかなかお店が見つけられなかったのだけど、
通りがかりについに発見。
ワンタン麺を頼む。
ほっとするお味で美味しい。
ちょうど向かいには、豆花のお店があったので、
ワンタンのお店のおばちゃんに許可を得て、
テイクアウトしてきて、ワンタンと一緒に食べた。
豆花のお店の店内もカラフルな椅子が置かれてて可愛かった。
三種類のトッピングが選べる総合豆花を。
ピーナッツ、緑豆、紛圓のトッピングをチョイス。
クラッシュしたての氷も入れてくれたので、冷たくて生き返る~
英気を養い、町歩きを続行。
細かなラインの入った糸ミミズモザイクタイル
そしてやって来た旧台北北警察署。
1933年に台北北警察署として建てられ、現在は、新文化運動紀念館として公開されている。
日本統治時代にさまざまな政治社会運動により逮捕された台湾の知識人の拘置所として使われていた。
2018年に台湾新文化運動記念館として開館時に、外壁のクラッチタイルも復元されたようだ。
エントランスホール。
水色のモザイクタイルが腰壁に貼られた階段ホール。
内部には扇状拘置所が残されている。
こちらは中央の監視台。
ここから扇状に部屋が広がる。
監視台の裏は洗面スペースに。
資料室には、建築当時に使われていた外壁のスクラッチタイルや、
洗い出し仕上げの床の一部などが保存されていた。
湿式の押出成形により造られたというスクラッチが、
新たに復元されて外壁に貼られている。
テラコッタ装飾
更に歩いて、途中、スーパーにも寄って買い物も。
この窯変タイル、きれいだなあ。
最終目的地のお茶工場をリノベしたカフェにやってきたのだが・・
なんだか不穏
扉は閉ざされたままで、なんと張り紙によると7月まで休館中のよう・・
無念~またしてもカフェにフラれてしまった。
仕方なく、ホテルのある西門に戻って、
そこで朝はまだ開店前だった湯圓世家へ行こうということに。
駅へ向かう道すがら、ふと路地を見渡すと、黄色いドアの縁に、鹿の首?!
壁には、小石のモザイクか?と思いきや、
無数のボタンが貼り付いてた。
ボタンのモザイク、初めてみたかも?!
この通りは、服飾材料街との看板。
それでボタンだったんだな・・
このまま突き進んで行きたい衝動に駆られたが、
この日もなんだかんだで相当歩き続けて、既に疲れ切ってた娘がいるので断念・・
小学校の塀に貼られれたモザイクタイル画が
ゆるい感じでかわいかった。
特にこのサルがドラム叩いてるモザイクがシュール。
九份でも食べれなかった肉圓が心残りだったところ、肉圓のお店を発見。
わらび餅のような弾力・・モチモチ感がたまらない~
その後、湯圓とかき氷が味わえる湯圓世家へ行ったのだけど
またしてもお店は閉まってた。
そして、初日にも訪れた三兄弟雪花氷へ。
最後の締めにマンゴー雪花かき氷と、ピーナッツかき氷を。
このピーナッツのかき氷が濃厚で絶品!
豆がこれでもか、と入っていて、ちょっとした食事並みの量。
あまりに多くてお腹がいっぱいになってきたので、
容器をもらって豆だけテイクアウト。
最終日は朝の3時起きで、空港へ向かわなければいけなかったので、
これにて台北の旅も終了。
台湾飯も久しぶりにいろいろと満喫できたし、
酷暑の中だったが娘も思ったより体力はあって、満足していたようでよかった。