ぷにょさんとグリル東洋軒で打ち合わせ?を兼ねたランチをしてきた。
入口だけを見ると、一見、なんの変哲もない洋食屋さんに思えるのだけど、
中へ入るとそこはあっと驚くタイル空間が広がる。
奥行きの長いお店の中は壁面にびっしりとタイルが貼り巡らされている。
これほど広範囲にびっしりとタイルが貼られたお店って今まで見たことがあったかなあ?
タイルでデザインされた壁面はとても素敵で、上から層状に様々な形のタイルが
貼られている。
お店の女将さんに、これはどちらで造られたタイルなのか?
尋ねてみると、「清水焼大仏タイル」との答えが返ってきた。
初めて聞く名前のタイルだなあ。しかし清水焼というのだから京都で焼かれたものなのか。
花の模様が入ったタイルは、この前に見た先斗町歌舞練場のタイルとも雰囲気が似ていて
どことなく東洋的なイメージ。
特注品で造られたというタイル。当時改装費用として1千万ほどかかったという。
微妙なニュアンスの色合いのタイルたちは、職人さんの手によって一枚一枚色合いを考えながら貼られていったそう。
差し色に入れられたタイルも本当に美しい色合いを放っている。
上から2段目のラインに入れられたタイルが美しい~
一枚一枚焼き上がりの色合いが違っていて、手作りのあたたかみがあるなあ。
対面する壁面にはデザイン違いの花模様タイルが入れられている。
こちらは平らな面に花模様を彫り込んだ陰刻で造られていて、対面する壁のレリーフ状のタイルとは又雰囲気が違っていて
ちょっと控えめ?デザイン。
仕切られた4人掛けのテーブルも、特別感があっていいなあ。
入口入って右手の壁はこんな風に細かい襞が入り、タイルの壁面にまた違った表情を与えていた。
細かいところにまでこだわった設計にも感心。
そして店内中ほどには外付けの本当の階段の段差を利用した立体的な壁面も見どころ。
今でも工事を請け負った会社の方がお客さんを連れてタイルを見に来られるのだとか。
たしかに、これは自慢できる仕事っぷりだなあ。
Bランチを注文。
オムレツにエビフライ、ハヤシビーフなど盛りだくさんな内容で950円。
ぷにょさんと素敵なタイルに囲まれた空間で至福のランチタイムを過ごせたのだった。