一日目、早朝にマレーシア、クアラルンプールから乗り継いでシンガポールへやって来た私たちは一路
予定していたカトン地区へ訪れた。
カトン地区はマレーと中国、ヨーロッパの文化が融合したプラナカン文化が見られるエリアの一つ。
こちらではジョー・チャット通り、クーン・セン通り、イースト・コースト通りと三つの通りをチェックすることに。
地下鉄Eunos駅から歩くこと十数分、ジョー・チャット通りへ差し掛かった。
よく見ると、バルコニーや二階の窓の下辺りにびっしり貼り巡らされているマジョリカタイル。
あった~~!
ここから息もつかせぬくらいに次々と現れるマジョリカタイルに大興奮。
こちらも窓の下部、付柱に沿ってにマジョリカタイルがびっしり。
ベルギー製アールヌーヴォータイルでまとめられたショップハウス。
ブルーのアールヌーヴォータイルに囲まれて、ボタンインコとオウムがモチーフのマジョリカタイルが美しくまとまってた。
こちらは組み絵タイルでマジョリカタイルではなさそうだったけど、
3ポーズの燕が描かれててかわいい。
葉の付いた小枝に交差するリボンがあしらわれたタイル。
どれもこれもあまり見かけないヨーロッパの香りのするタイルだ。
こちらはダントーでもおなじみのデザイン
タイルは同じでも建物の色や組み合わせで印象が変わる
中央は台湾でもよく見かけた日本製のエンボスのボタンの花モチーフのタイル。
周りの花のタイルの影響で洋風に見える。
建物にはレリーフの装飾と共に、建てられた年代が記されているのをよく見かけた。
こちらは1928年建築のもの。わかりやすくていいなあ。
軒の飾りや軒裏までカラフルだなあ。
そしてこちらからはガイドブックなどでもよく取り上げられているクーン・セン通り。
裕福なプラナカン商人たちの子孫たちのコミュニティがあったという。
カラフルなパステルカラーのプラナカン住宅が軒を連ねる圧巻の地帯。
こちらはマジョリカタイルも目に付く両脇の門柱にずらりと一列貼られてる。
門の面格子も華麗だなあ。
門柱のタイルは家それぞれ。
番地表示もタイルで
家の壁の色とリンクしたタイル使いが素敵。
かわいいピンクの壁の家。
日本製アールデコタイル。
玄関は扉の両脇に窓がつく左右対称に。
中華風の幸福を象徴する蝙蝠をかたどった窓も見られる。
風通しの為のスィングドアがつく家も。
こちらは玄関扉に面格子がはまる。
大胆な色使いがカラフルで素敵。
中国様式が混じるため、一見洋風のお屋敷だが、門柱に中華風の獅子がいる家も。
門柱の獅子は中華風、屋根の軒飾りはマレー風、漆喰装飾は洋風と、三つの様式が混在するのがプラナカンハウスの特徴だという。
こちらもベルギー製のよう。
薔薇の花籠
向かいもまたこんなにカラフルな家並みが立ち並ぶ。
こちらは玄関扉の両脇の腰壁にタイルがびっしり貼られている。
門が閉じられているので望遠で。
それぞれの家のデコレーションも楽しく、こちらの家は戸口にずらりとベルや風鈴?の類が飾られていた。
門にもこんなアヒルのベルが。
う~~ん、楽しいなあ。
カトン地区の散策はまだまだ続く・・