引き続き、ヒーレンストリートのマジョリカタイルを巡る。
花綱のマジョリカタイルが乙女チックでかわいい。
下ばかり見ていると上を見逃しそうになるが、この辺りは二階部分にもマジョリカタイルが
多く貼られてる。
お宅訪問したお家で、中は見せられないけどと、私たちの話を聞いてくださった方がいて、お話をしてるうちに、
自分の家にはタイルがないけど、お友達の家にはすごいタイルがあるから聞いてあげようか?
と言って、電話をかけてくださった。
しかしどうもそのお宅は少し前に、私たちが訪問して断られた家だったようで、
お友達の紹介でもやはり断られてしまった;
がっくりうなだれる私たちに、タイルはないけど、うちでよければ中を見て行く?と言われ、
そのお宅にはありがたく入らせて頂けた。
日本のちょっとしたお土産を用意してきていたので、お渡ししたらたいそう喜んで頂けた。
一応今回の目標は一般のお宅5軒の訪問。
持ってきたお土産を全て渡しきって帰りたい。
中華風のドラゴンのモチーフのモザイクタイルの柱のアーチのある教会。
ドラゴンのモザイクは結構リアル。
前回来た時も見た覚えのあるタイルが続々登場。
縁取りのタイル、四隅を留めたボタンのような花のタイルが愛らしい。
水墨画風タイルにアールヌーヴォーのリボンという渋すぎる組み合わせ。
そして、前回はオープンしてなかった、「ヒーレン・パーム」というホテルを発見。
ホテルなので声をかけると、中を見せて頂くことができた。
こちらのホテルは200年前の邸宅を改装したというホテル。
広いオープンエア空間。
腰壁には新しいものなのか?白と緑の市松模様のタイルが貼られてる。
優美ならせん階段と透かし彫りの窓。
壁にはめ込まれた造り付けのカップボードも。
更に奥へ進むと、奥の中庭には、こんなマジョリカタイル貼りの小屋のようなものが!
なんと小屋全体がマジョリカタイルで埋め尽くされてるのだ。
一見、トイレ?と思うような小屋だったけど、中はがらんどうになっていて、物置のような?
元バスルームらしい。
足元には違ったデザインのタイルが貼られ、透かし彫りの陶板なども入れられていて、タイル密度が高い。
この小屋を発見しただけで、もう満足、と思っていたら、
その奥にもまだもう一つ、マジョリカタイル貼りの小屋があった!
こちらもタイルでびっしり。
明るい茶色のタイルをベースに、私も色違いを持ってるこのイギリス製の花のタイルが扉の両脇にびっしりと。
更に、ホテルスタッフの方がスクリーンを上げてくれたら、
こちら面にもまた違うタイルが出てきた。
うおぉぉ~
天使?が背中合わせに座るレリーフタイル。
このタイル、ワンポイント使いでは見たことあるけど、こんなに贅沢にびっしり貼られてるのは初めて。
タイル的にも、凄いホテルだなあ~
従業員さん、見せてくれてありがとう。
親切に対応してもらえて感謝。
これはさっきのホテルのバスルームに貼られていたタイルだけど、周りの色合いなどが変わるとすっかり別のタイルに見えてしまう。
ほんとにきれいなラベンダーカラー。
床のタイルも美しい。
そして、8年前も行ったことのあるカレー粉を売っている邸宅へ。
前回はおばあさんが出てきてくれて、その時に、中のタイル貼りの階段を見せてもらったことがあるのだ。
今回も見たいのだけど・・
出てきてくれたのはおばあちゃんではなかったが、おばあちゃんに前にも見せてもらった階段を見たい、
というようなことを伝えると、見せて頂けた。
階段下の倉庫?部分にマジョリカタイルがびっしりなのだ。
階段の段に沿って、長方形のタイルとミニ正方形のタイルも使われていてとても素敵。
階段の手すりのデザインもアールヌーヴォーなのかとても斬新。
ステップに貼られているのは銅板転写タイルなのかな?
こちらも美しい。
ヒーレンストリートはとりあえずここまでにして、再びジョンカーストリートへ。