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ホイアンの町並みの特徴は、京都のうなぎの寝床と呼ばれる町屋に似ていて、間口が狭くて奥に長く、中庭のある造りの家が多い。
いくつかのオールドハウスがチケット制で公開されている。
この建物は進記家(タンキーの家)という200年前に建てられた代々お茶や調味料などを扱ってきた裕福な商人の家。
ひさし付の二階建て木造建築の代表的家屋であり、中国、日本、ベトナム様式の織り交ざったホイアン様式で建てられている。
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前家といわれる客人をもてなす応接空間。
先祖の写真などが飾られてあり、大切な場所。
梁や小屋組は、典型的な中国様式で、家を祈祷の場所としても使用していたことから至る所に緻密で華麗な装飾が施されている。
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この応接セットも100年以上前のものだそう。
現在この家には8代目の方が暮らしておられ、お茶の接待を受け、家の説明を少ししていただいた。
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柱や梁に細かい装飾が。
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螺鈿で描かれた文字だがよく見ると鳥が組み合わさって文字が出来ている。
家の人が教えてくれた。
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前家と後ろ家の間には中庭が配され、通常ここには井戸が掘られている。
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中庭は家の中心と考えられ、客人のもてなしや商談はこの中庭が眺められる前家でおこなわれたため、中庭に面する壁にも美しい彫刻が施されている。
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中庭を通って更に奥へ行くと居住空間の後ろ家がある。
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台所などがある後ろ家は裏口が通じていて、ハノイをはじめ、ベトナム各地へ品物を送る卸問屋街のホイアンでは川からやってくる船こそが商売相手であり昔は裏口が正面玄関であったとか。
この他にもホイアンの旧家には全部で5つのタイプがあり詳しくは後日旅行記にて。
鎖国前には日本人商人が居留していた町だったのでその名残が残ってるんです。
他にも日本人のお墓などもあるようですが、ホイアンが急に身近に感じてしまいましたよ。
何か意味があるのかな?
旧市街はやっぱり思いっきり東洋って感じね~