
翌朝、海上タクシーで海からの舟屋の景色を見ることにした。
遊覧船と迷ったが、ガイド付きで伊根湾を周遊し、実際に舟屋の中にも入らせてもらえるという
海上タクシー、亀島丸にお願いすることに。
約30分の周遊で大人一人1000円。

伊根湾一周に出発ー

舟屋の風景は海側から眺めてこそ。
海上タクシーだと結構間近で見れるのがうれしい。

そもそも海面ぎりぎりに建つ舟屋がこの伊根だけで大規模に見られるのはこの土地ならではの三つの条件が重なったからで、
東向きの湾のため台風などの影響を受けにくいこと、潮の干満の差が少ないこと、防波堤の役割をする青島があること。
だそう。

赤い屋根は旧芝居小屋。
昔、町民の方々の唯一の娯楽施設だったそう。
現在は倉庫として使われているそう。

そして亀島丸のガイドさんの家でもある舟屋へ到着。
中を少し見せてもらう。

船の入る一階部分は床が海に向かって傾斜していて、戻ってきた船を引き上げやすいようになっている。
舟屋の前は子供たちの泳ぎの練習場所になってるのだとか。

舟屋へ寄らせてもらった後はカモメに餌やりタイム。
ガイドさんにかっぱえびせんの入った袋を各自もらった。
カモメは一体どこにいるの?
と思いきや、かっぱえびせんを一つほうり投げると
どこからともなくカモメが大群でやってきて、私たちの船の周りを飛び周り始めた。

カモメは次々にかっぱえびせんをナイスキャッチ!
めちゃめちゃ近くまでやって来るし、

息子はカモメに手渡しでかっぱえびせんをやってたし、
すごい迫力でおもしろかった。


伊根湾に浮かぶ湾の防波堤の役割にもなっている青島。
無人島の島であるが、漁民の信仰の対象となっている神社があり、今でも毎年お祭りが行われいるという。

この辺りの舟屋はよく映画のロケで使われているそう。
赤い屋根のえびすやという民宿は「男はつらいよ」で寅さんが泊った民宿だとか。

カーブを描く湾に沿って家並みがあるので、最も急カーブに位置する舟屋は間口が狭く、敷地が扇型になっているという面白い造りに。

深い青緑の海、水深は15mから深いところで25mあるそう。

左端は江戸時代の舟屋。
昔の船は高さがあまりなかったので、一階部分の軒の高さが低くなっている。
時代がすすむにつれ船が大型化し、軒が高くなっていったそう。



ガイドさんのお話を聞きながら、風情のある舟屋の風景を海上から思う存分満喫することができた。
興味深いですね~!
古いものほど1階が低いのは、町家のつし二階と同じですね。
江戸時代の舟屋が残っているのもすごい。
舟屋の宿、海上タクシー、いいですね!是非私も行きたいです。
しかし今回の台風でも大丈夫だったんでしょうか。
いくら島が防波堤の役割をしていると言っても、
水位が上がるし波もそれなりにくるでしょうね。。。
舟屋の景色、風情があってとてもよかったですよ。
なんで日本の中でここだけ舟屋が・・と思ったらやっぱり
理由があったんですね~
江戸時代の舟屋今は修復されて博物館みたいになってるようです。
私たちも今回の台風が結構近く通ってたんで舟屋大丈夫
なんかなあ?と思ってました・・
海面とほぼ同じ、泊った宿の食事処なんかは窓ガラスのとこまで水位が上がってたらある意味水族館みたいになってるんじゃないかとー
宿の人は今までそういうことはまだない、って言ってましたけど。