m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

初六甲ヒルクライム、足付きなしで完走!&中山寺のステンドグラス&キッチンあっちゃん

2022-10-07 | ロードバイク
ロードバイクを始めて、ちょうど1年。
今年の自転車でのもう一つの目標だった六甲ヒルクライム(逆瀬川ルート)初挑戦へ。
六甲ヒルクライムといえば、峠の難易度ランクではS級の最高位。いつも走ってる勝尾寺はD級、妙見山はB級なので、自分にしてはかなりのチャレンジ。
先週淡路島1周行ったばかりだけど、今日逃したら、またしばらく行けそうにない&そのうち寒くなってまた季節逃してしまいそうだったので慌てて決行することに。
淡路島でサングラス落としたままでサングラスもなし、、
曇り空でよかった〜


六甲ヒルクライムの起点である阪急逆瀬川駅へやって来た。
ここまで来るのが、まず時間食う。
家から自走で1時間20分ほどかかった。やはり夏には来れないな。
ここでコンビニで買ったゼリーでエネルギーをチャージし、いよいよスタート。
甲寿橋までは、まだなだらかだと聞いてたけど、、結構な坂道やん?!
これからこれ以上の激坂の連続、旦那いわく、途中で止まると、そこから再スタートできない激坂がやってくるなんて、どんなん?!
と、恐怖におののきながらも、今日は、スピードを緩めたとしても絶対に足は付くまい。と心に誓う。
「足付きなしで、六甲へ上がる」が今年の目標だったので、、
今日、目標達成できなかったら、また時間作って来ないといけない、、
それだけは何としてでも避けたかった。
個展の準備他、秋の間にやるべきこと、やりたいことは山積み。「今日、必ず達成する」という強い気持ちを持って臨んだ。

走り出したら、いきなりのサイコン充電切れ!淡路島の後、充電し忘れてた〜
時間も、心拍も、速度も、傾斜も何もわからん〜
今年最大?の挑戦にしては、何の準備もできてなかった、、
とりあえず急遽自分の立てた作戦?としては、激坂はダンシング(立ち漕ぎ)で乗り切り、座りと交互で、使う筋肉の部位を変えて、疲れを分散させる作戦、長丁場なので、所々ペースを最大限に落とし、感覚的に?漕ぎながら休む作戦、後はとにかく根性だけ。
そしてかなり厳しい坂の連続をクリア、旦那の、「ここでキツい坂は終わりや」、というデタラメ情報に惑わされ、絶望しながらも、必ず終わりが来るはずと、淡々と、目の前の道をゆっくり上り詰めていった。
足付きしてないので、途中写真はなし。
そして、ついに最後の平坦区間に入りホッと一息ついて、


ゴールの一軒茶屋へ到着!
やったーーっ!
長かった〜苦しかった〜
でも乗り越えた感、達成感もひとしお。
なんていうか、やり遂げた自分に自信もついた感じ。
時間は1時間17分かかってた。
旦那は自転車始めて、3カ月の時に連れて来られて、足付き5回して1時間16分かかってたそうなので、、おばちゃんの自分にしては上出来では?!







休憩所前。
ここまでくると急に体が冷えて来た。
今日はただでさえ肌寒いのに、六甲山頂となるとさすがに震えがくる。
昨日との気温差もあったので、服装にも迷い、長袖のジャージにウィンドブレーカーにと一式持ってきてたのでウィンドブレーカーを羽織る。


そして一応六甲最高峰地点まで、自転車を押して上がって記念写真。

帰りのダウンヒルがこれまた怖く、、よくぞこの坂を上って来たなという急傾斜を恐々下りた。
途中で、六甲をママチャリで走っているという伝説的な人に追い抜かれる。
ロードバイクで走ってみて、この坂をママチャリで上るというのがますます信じられないけど、、
そんな人がほんとにいるんだなあと驚愕。

この後は旦那のお気に入りのランチスポット伊丹の「キッチンあっちゃん」へ向かった。



途中に中山寺の前を通りかかり、ここにたしか、ロクレールの三浦啓子氏のステンドグラス作品があると思い出したので、立ち寄っていくことに。
受付で聞き、旦那に自転車を見てもらって、ダッシュで見に行く。
大願塔のロビーに入れられていたステンドグラス。
これは圧巻〜



何体もの仏様が描かれたステンドグラス、
背景のブルーも、仏様の黄金色のお召し物も光を通して、美しく輝いていた。



このステンドグラスのロクレールという手法、以前、こちらのロクレールを
受け継がれているジクウアートクリエーションで、体験教室に参加したことがあったのだけど、ハンマーで自分の思う形にガラスを叩き割りつつ、シェルカットと言われる、独特の断面を出す技法、かなり難しくて投げ出したくなった。
その体験の後、この大掛かりな作品を見ると、感激もひとしお。
相当な手間暇が掛けられていると思われる。






堂内は、更に幻想的空間が広がっていた。



天井に入る渦を巻く、ブルーの濃淡が美しいステンドグラスが、堂内にほの青い光を降り注いでいる。






そして、驚いたことに、堂内の壁面は、ガラスモザイクで装飾されていた。



三浦啓子氏のサインが入れられていたので、ステンドグラスだけでなく、モザイクタイルアートも手掛けられていたのだなと。



帰って調べてみると、2007年に、三浦啓子氏がイタリアで2年かけ、制作されたというもので、
月と太陽をイメージし、青と赤を基調に仏様を描いたものだとか。
ブルーのガラスモザイクが美しく、神々しい。






赤と金の取り合わせもシックで雅やかな趣きだった。



そして自転車を漕ぎ漕ぎ、伊丹のキッチンあっちゃんに到着。
もうさすがにお腹ペコペコ。
こちらに来るのは2回目。この日も日替わりランチにした。
メインの登場までに、サラダ、前菜盛り合わせ、ミネストローネスープ、栗ご飯、そしてサイクリストへのサービスドリンクでチャイソーダを頂いた。
チャイソーダは八角やシナモン入りで風味がよかった~


そしてメインのポークグラタンも具沢山。
野菜も豊富で栄養満点、こんなについていて800円とはコスパが良すぎ。



+300円でデザートセットも頼んだ。
カタラーナにパンナコッタ、ナッツのパウンドケーキいちぢく添え。
本格的な手作りスイーツはどれも超美味。



思わずホットチャイを頼んで、ゆっくりティータイム。
栗の渋皮煮も頂いた。
あんなに減ってたお腹も超満腹になり
六甲初挑戦、足付きなしで達成したことも褒めてもらって、いい気分で帰途へ。

1時間くらいかけて地元に帰ってきた。
疲れてるはずなのに、アドレナリンが出ていたのか、これから勝尾寺に行ってタイムトライアルしたらそこそこ走れるんじゃないか?という発想も湧いてきたところ・・
なんと、急にタイヤがパンクして、チューブレスのタイヤからシーラントが噴き出してきた。止まらなかったので、急遽ショップへ修理しに。
ああ、これは調子に乗るなということだな。
修理してもらった後は、大人しく家に帰り着いたのだった。

73.5km  獲得標高1257m

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淡路島1周サイクリング

2022-10-03 | ロードバイク


何かとバタバタ忙しい日々だけど、この調子じゃあっという間に秋は終わってしまう。
危機感を感じ?何とか9月中にと、今年の目標の一つであった淡路島一周サイクリングへでかけてきた。

淡路島は、ちょうど10年前に小学5年生の子どもたち連れて、2日で1周したことがあった。
その時は、アクシデント多発で、旦那は膝をいわしてリタイア、私は子ども2人を連れ、1周回り切ったのだが、あまりのしんどさに私も子供たちもキレまくり、「もう2度と自転車で来るかー!自転車旅はこれで終わりじゃー!」と叫びながらの地獄のアワイチだった。

そんな苦しい思い出のあるアワイチに、まさか1日で1周に挑戦する日が来ようとは、、
ちょうど1年前に始めたロードバイク。
この1年は、近所の山を上りまくって?鍛えてきた。
いまこそ日頃の鍛錬の成果?を発揮する時がやってきたのだ。最近あまり乗れてないんだけど;

岩屋港まで車で自転車を積んでやってきた。
自転車を組み立てて(旦那が)いざ出発!

7時過ぎくらいに出発し、まずは洲本を目指して海岸線沿いを爆走!
前回の記憶によると南あわじに、難所?が集中してるので、
とりあえずは飛ばせるところは飛ばしておかねば。

でもついつい海がきれいなので、止まって写真を撮ってしまう、、
海を見るためにサングラスを外して、石の上に置いたらそのまま忘れてしまった〜
気づいたのは、洲本に着いてからだったので、泣く泣く諦める、、



洲本に到着。
洲本に着けば、行くべきスポットはとりあえず、赤煉瓦建築群。

明治33年から昭和61年まで操業していたという旧鐘紡紡績工場の赤煉瓦建築群が飲食店や市の公共施設として再利用されている。

西日本でも美しい図書館ランキングで選ばれてるという図書館も。


煉瓦壁は、補強されながらも、細工はそのまま残されていたり


この水玉状部分だけ縦に入れられた煉瓦は何だろう?!

建物周りは広い芝生広場になっていて、憩いの場にも、イベントにも使われてるようで、建物としては、最高の生かされ方だなあ。



洲本では、モーニングで補給することにしてた。
通りかかった喫茶モカも良さげだったけど、自転車止めれなさそう。
喫茶ユースへやってきた。

七色の水玉看板かわいい〜

喫茶ユースは、隣の化粧品店と一体化していて、間に貼られたタイルもよかった。



店内も素敵!
壁面には角丸の額縁に囲まれた大きな絵画が2枚。

こういう喫茶店の装飾は初めてかも?
奥行き感があっていいなあ。

クラシックな椅子とテーブルにシャンデリア。



モーニングは、400円で、好きな飲み物を選択可。


御手洗いに立つと、床には丸モザイクタイルが敷き詰められてて、更にテンションアップ。


扉には結霜ガラスが入ってた。


子連れで来た時、最初の難関だった立川水仙峡からのモンキーセンター辺りまでの上り。
あの時は、子どもたちが根を上げてしまい、自転車を押して歩くのがやっとだったが、今回はラクラク?クリア。



福良までも、アップダウンを繰り返し、10年前は、ここであーだった、こーだったと
思い出しながら道をたどった。



10年前、やっと最後の下りに差し掛かった途端にパンクした旦那の自転車を私が担ぎ、
更にタイヤが動かなくなってどうにもならなくなった時に助けてもらった伊丹産業の営業所も発見。


そして福良港までやってきた。
福良でランチすることに。


海の幸も気になったが、鉄工所を再利用したというカフェが気になったので、そこへ行くことに。


中へ入ると、天井の高い無骨な建物の中に
カフェ空間が広がる。


クレーンがそのまま残されていたり

客席はゆったりと設けられている。


ドラム缶がテーブルになっていたり、

錆や塗料がこぼれた床が様になっていて、

鉄骨も良い錆具合。




こんなソファ席もあった。


2階席もあったみたい、、チェックし忘れた。


日替わりランチの牛すじ肉のシチューをチョイス。
他には、カレーやロコモコなども。

食後は更にアップダウンのある道のりに突入。
10年前、リタイアした旦那の代わりに子ども2人連れて挑んだ2日目前半の難所。
たしかに、自転車素人には厳しすぎたかも、、あの時は、自転車を降りて、押しまくっていたけど、よく子ども連れでクリアできたものだと今回来てみてあらためて思った。
今回はとりあえず、坂らしき坂は全て足付きなしでクリア。
道の駅うずしおで折り返し、更にひたすら漕ぎ続ける。

サイクリングとは別に、淡路島には、子どもたちとてんぐさを採取しに来たことがあり、その阿那賀付近の防波堤に可愛い細工を発見。
淡路瓦や瓦のモザイク、貝殻やカラーセメント、リサイクル瓶などで装飾されてる。
タコの顔が不気味可愛い〜


気になる建物も。


元喫茶店らしき建物で、モザイクタイルや

窓にはガラスブロックも。


ペンキの剥がれ具合がいい壁。
他にもいろいろ立ち止まってゆっくり見たいものがあったのだけど、
ロードバイクはスピードが速すぎて、容易には止まれない&急に止まると危険なので、泣く泣く見過ごすことに、、これは自分にとっては、ストレス。
街歩き好きのテンポは、ロードバイクとはやはり合わないのかも、、

そして、少し寄り道になるけど、行きたかった楽久登窯へおやつ休憩にやってきた。
古民家を改装したカフェ&ギャラリー。


とても感じの良い店主さんが、フレンドリーに話しかけてくださり、自転車やアワイチの話を興味深そうに聞いてくださった。


建物は、祖母の家を改装したものだそうで、普通の民家だったというが、この梁とか、とても普通でなさそう、、


弟さんが陶芸家だそうで、ギャラリーには、弟さんの作品がずらりと並ぶ。




この取手付きのお皿や、ツートンカラーの深皿とか、素敵な器がいっぱい。



ギャラリーを見てる間にかき氷が出来上がってた。
いちぢくとほうじ茶のかき氷を。
生き返った〜〜

この日も、なんでこんなに暑いねん!
秋とちゃうんか?!とツッコミたくなるような気温だったので、、


庭にころがってたイガグリかわいい。

カラフルタイルの廃店舗。

西海岸を走ると、以前にはなかったお洒落なカフェやレストラン群が続々と出来てるみたいだった。
もうすでに寄り道し過ぎてたので、そこは素通り、、



ようやく明石海峡大橋が見えてきた。
夕暮れの空がきれい。

そしてやっと岩屋のゴールに到着!
寄り道もしたので全159km、獲得標高1160m、長かった〜
10年前は、2日でいっぱいいっぱいだったところを今回は1日で完走。
歳は取っても鍛えればまだまだ体力は向上するということだなあ。
これからも維持できるようにがんばろう~
この後は岩屋の扇湯へ汗を流しに。

159.3km  獲得標高1160m

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