4月頃に実施された、小6・中3全員を対象にした学力テストの結果が発表された。
実施対象が全員となって県別などの具体的な学力(テスト結果)や平均点からの差分など
具体的な(対策につながる)値として参考とすることが出来る。
民主党政権では、コスト削減などとの名目から約3割の抽出方式のテストとしていたそうで、
これだと全体の傾向を(評論的に)把握するにはいいが、その結果からどのように対策をとって行くか
などのアクションが採れないのではないか。
こんなことも知らなかったのですが、あの政権の考えていることのベースはいったいどこにあったのか
といいたいところです。
まぁ、そんなことはちょっと横に置いておいて、
学力テストの結果をしばらく見ていて、野次馬根性から自治体別(都道府県別)数値から、その差が
明らかなのはなんなのか?
疑問と興味が湧いてきました。
都道府県別の結果は、表の通りです。
問題は、Aは基礎的な知識、Bは現実的な応用力を評価する2種で、それぞれ小学6年生と中学3年生、
約3万校、219万万人のテスト結果です。
表から、秋田県が小・中ともダントツに優れていることが分かります。
そして、福井県、石川県、青森県などが続いている。最下位の沖縄県は、全国平均との差が以前より
少なくなったと論評されていて、全体的に底上げ(改善)されてきた・・との見方である。
それにしても、8科目とも、平均よりすべて下回っているのは、やはり何とかしなくてはならないのだと思います。
沖縄県だけではなく、大阪府、長崎県、和歌山県、三重県なども全科目平均以下である。
平均以下を見ると、小学6年では、愛知、滋賀、岡山、島根、群馬、山梨、宮城、栃木、静岡、北海道などがあり、
中学3年では、福岡、佐賀、鹿児島、高知、大分、北海道などがある。
日本列島に色付けして行けば、どうも西日本が相対的に平均を下回っている、つまり東日本、
とくに北日本が全体的に優秀?であるような感じがしてきました。
数学的な根拠に基づいている訳ではなく、“感じ”に過ぎませんが、皆さんはどのように感じられますか?
また、この結果だけから、自治体別の成績を評価するというのも、チト軽々かもしれませんが、しかし、平均を下回っている自治体は、何とかするべきではないでしょうか。
しかし、わが出身の大阪府はなんと不甲斐ないレベルなのかとあきれてしまいました。
いまさら、橋下云々でもないでしょうが、何とか対策を取ってほしいものと思いました。
表 各都道府県別公立校の平均正答率(%)
(国立教育政策研究所データより転写。 色彩しました。)