蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

立秋  (bon)

2015-08-08 | 日々雑感、散策、旅行

 この暑いさ中に何を言ってくれる・・! 
連日猛暑日が続き、記録的な暑さとなっています。 関東南部は雨が少なく、予報では、期待させる時も
ありますが、空振りで終り、それこそ“カラカラ”の街・・「東京砂漠」? なんですね。

 今年は、今日、8月8日が立秋です。昨年は、7日がそうでしたが、夏至と秋分の中間で、
秋の訪れを感じ始める頃なんです。暦の上では、暑さの頂点で、翌日から“残暑”となるのですね。
暑中ではなく、
「残暑お見舞い申し上げます」。

 立秋は、二十四節気の一つで、太陽黄経が135度のときです。 高校野球で、甲子園が熱気に
包まれている頃です。


「秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる(藤原敏行)」

 暑い暑いと思っていても、気が付くと入道雲がうろこ雲にかわっていたり、かすめる風の冷やかさに
秋の到来を感じる・・のももうすぐです。

         立秋の日のサギソウです (もうすぐ、サギ(咲き)ソウです。)
           (2015.8.8)
 

 芸術の秋、食欲の秋、収穫の秋・・秋にまつわる言葉などを拾ってみました。

秋季、秋雨、三秋(初秋、仲秋、晩秋)、天高馬肥(天高く馬肥ゆる秋)、秋風、一日千秋、一刻千秋、
千秋晩成、物言えば唇寒し秋の風、一葉落ちて天下の秋を知る、女心と秋の空、秋の夜と男の心は
七度変わる、秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む、秋ナスは嫁に食わすな、秋の日はつるべ落とし、
秋の稲妻千石増す・・

小倉百人一首にも

 「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(天智天皇)」

 「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき(猿丸太夫)」

 「み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣打つなり(参議雅経)」


 あぁ~、早く涼しくなってくれないかなぁ~

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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