先週金曜日(8日)には、こちらも恒例になりました、入社同期で同じ専門技術分野の連中の飲み会に
出席して来ました。 昨年も、1月8日でしたからちょうど1年ぶりということですが、昨年10月には、
久々に同期全体の集まりがありましたから、これも含めるとちょくちょく・・という感じです。
入社時にそれぞれ専門技術分野に配属されますが、我々の技術分野は10人で、このメンバーが毎年、
年の初めに集まっているということなんです。 同じ専門技術といっても、技術が中心なのは若いうちだけで、
5年もすれば、それぞれの事業の中の一員として幅広く活動し、専門色はもはや薄まっている訳ですが、
最初に設定された分野を“背番号”として、いつまでもグループが構成されているのです。
思えば、52年前見知らぬ者同士が、入社というきっかけで出会い、それぞれの職場を経て、いろんな経験を
積みながら時には集まる機会を持ち、さらには節目には、入社同期全員の会合なども開催されたりして
絆が深まってきているのでしょう。 この年になれば、1年はあっという間ですが、こうして会えば次から次へと
話題が湧き出て来るがごとくに絶えることが無く、時に昔の若い時代の出来事などにタイムスリップしたり、
今日の難解な時事問題などにも話題が移り、持ち前の議論で盛り上がり、今また、当時の元気が呼び戻される
場面などもあったり、楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまいました。
体調には、それぞれ なにがしかの懸念もあるかと思われるのですが、一座の話題が沸騰するさ中では、
みんな当時の若者に戻っているのでした。
誰もが、今、元気でこのような会に参加できる幸せを、しみじみと感じとるとともに、それがまた明日への
エネルギーとなってくるのでしょう。
このところ毎回、先輩の出席を得て 座は一段と引き締まった盛り上がりを見せていますが、今回、
先輩から、自作された「満州からの引揚げ記」と題するCDを各自にいただきましたが、当時8~9才の
少年の記憶とは思えない詳細な記録と子供の目から見た生活なども読み取れ大変興味深く一気に拝見しました。
昔からよく知る先輩に、このような不安と困難と共に難渋を極められた引揚げ経験があったとは知る由も
ありませんでした。シベリア旅行の写真も同録されていて、珍しい風景や汽車の旅を楽しませていただきました。
平年の寒さに戻ったとはいえ、何となく暖かく感じながらまた来年を約束してお別れとなりました。
会場への道すがら、午後4時半頃の日比谷公園界隈の風景です。
Tホテル前から西方向を見る 日比谷公園
(箱根駅伝の選手も、この道を走った。)
公園内のバラ