蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

昨夜のBS  (bon)

2016-02-29 | 日々雑感、散策、旅行

                         昨日は、暑いくらいのお天気の中、第10回東京マラソンでこれまで
                           最多の3万6000人を超える参加者で賑わいました。  幸い、これといった
                           トラブルが無かったことにホッとしています。伊勢志摩サミット、オリンピック・
                           パラリンピックと大きなイベントを控えて気にかかります。
                             今日は、2月29日で、今年、閏年なので1日プラスされています。
                           もともと、紀元前8世紀頃暦が作られましたが、1年は10か月で、1番目の月は
                           March(今の3月)でした。 その後、シーザ歴などで、2ヶ月付け足され、それが
                           今の1、2月で、Marchから始まって、2月で終わる。その最後の2月が、当時から
                           調整月でありましたが、その名残で現在でも2月が調整月として扱われているのですね。
                                ――少し長くなりました。

 

 昨夜のBS3、「昭和の歌人たち」では、作詞家 山口洋子を取り上げていました。
山口洋子といえば、あの 五木ひろし の「よこはま・たそがれ」(山口洋子作詞、平尾昌晃作曲)
が浮かびますが、そうなんですね。五木ひろし という名前でのデヴュー曲なんです。

 番組は、この歌から始まるのですが、司会の 由紀さおり が冒頭、この歌は出だしからず~と 単語が
並んでいるだけなのに、その情景が見事に描かれている・・みたいなことを添えていて、聞いてみると、
なるほど「♪よこはま たそがれ ホテルの小部屋 口づけ 残り香 煙草のけむり ブルース 口笛 
女のなみだ・・」そうなんですね。

 山口洋子は、20歳で東映ニューフェースに 佐久間良子や山城新伍などとともに選ばれるが、今一つ
パッとしなかった。20代で、銀座のクラブのママになり多くのお客に恵まれたそうで、そうこうしているうちに、
詩を書くようになったと紹介されていました。これらの経験から、殆どがラブソング(演歌)ですが、
きめ細やかな感情が歌われて、次々とヒットするのですね。昭和45年頃からの時代は高度成長期で銀座あたりも
連夜賑わっていた頃でしたね。 番組では、五木ひろしの他、八代亜紀、平尾昌晃、中条きよし、山川豊他が
出演していましたが、五木ひろしがまだ、その名前でなかった頃、ギター流しをやっていて、銀座では小さな
クラブで弾き語りをやっていたそうで、その時、やはりまだ売れていない八代亜紀が、そのクラブで五木
(この時は、三谷謙といっていた)のギターで歌ったそうで、その時の歌「うしろ姿」(作詞山口洋子)を
五木のギターでステージで再現されていました。 
 五木も、八代もその時代から、テレビ番組「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜きのグランドチャンピオンと
なって大舞台に出て来たのでした。ステージの二人の姿は、長い苦労を重ねたその後に不動の位置を得た自信と、
ある意味懐かしさみたいな想い出を噛みしめているように見えました。

 山口洋子、平尾昌晃のコンビの歌がたくさんヒットしていますが、ご両人は1937年生まれの同い年で、
二人して歌手をイメージした曲作りをよくしたと語っていました。ステージで、次々と繰り出される、
当時の歌謡曲を、その歌が出来た経緯などが紹介されて聞いていると、一味二味その歌詞の意味する深い思いが、
メローディとともに歌手によって伝えられる・・そんな実感とともにその世界に引き込まれるのでした。
 聞いているうちに、この当時の夜の銀座界隈の雰囲気が、改めて懐かしく思い出されてくるのでした。
私などは、安サラリーマンでしたから、クラブなどの雰囲気は知りませんが、当時スナック?でも、
ギター弾き語りがあり(カラオケはまだありません)、今は、演歌作曲家で有名な四方章人が、当時やはり
ギター弾き語りで、合間にお客のギター伴奏をしてくれて、私なども歌ったことがありました。
昭和50年代初め頃でしたね。

          番組とは関係がありませんが・・
             (ネット画像より) 

 

 山口洋子の作詞した曲はたくさんありますが、一例として挙げてみますと、
噂の女(前川ほか)、一度だけなら(野村)、よこはま・たそがれ(五木)、ふるさと(〃)、夜空(〃)、
うそ(中条)、千曲川(五木)、も一度逢いたい(八代)、北の旅人(石原)、ブランデーグラス(〃)、
アメリカ橋(山川)・・などなどです。

 また、これら作詞だけでなく作家としても直木賞を2度も受賞しており、たくさんの作品を書いている
作家でもあるのですね。 2014年、77歳で没するまでこの世界で大いに活躍した人だったんです。

 昨夜、番組を聞いた感想が十分に表現できていませんが、普通の歌番組では味わえない中身が歌に付加されて
一段と感動を覚えました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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