蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

涅槃会  (bon)

2018-02-16 | 日々雑感、散策、旅行

           今日2月16日は、旧暦の元日(1月1日)で、朔日(ついたち)です。
                 お月さまは、今日は“朔”つまり新月なんですね。

 

 お釈迦様の話しです。

 涅槃会(ねはんえ)は、旧暦2月15日に行なわれる仏教の法会(ほうえ)で、この日
お釈迦様が入滅したとされているのです。  実際には、いつなのかは定かではない
そうですが、この日と定められています。

 お釈迦様は、約2500年前に、唯一実在した(人間の)仏さまですが、35歳で悟りを開
き、以来45年間人類衆生済度のため全国を説法行脚され 80歳の時、沙羅双樹の下に,
頭を北に 右わきを下に横たわり涅槃に入ったとのことです。
  この時、お釈迦さまのまわりには、弟子ばかりではなく天竜や動物、鬼畜までもが
集まって悲しんだと言われているのです。
  ボストン美術館秘蔵の 英一蝶の「
巨大涅槃図」にもそこの所の模様が詳しく描かれて
います。

      涅槃図 (英一蝶 画) 
        (ネット画像より)


 お釈迦さまは、悲嘆にくれる弟子達に向かって、これを慰め、常に精進することを
諭し、静かに目を閉じ涅槃に入られたとありました。

 

 ネットによれば、その後約500年ほど経って、大乗仏教運動というのが起こり、大乗
経典により、阿弥陀如来など多くの諸仏が説かれたとあります。また、多くの菩薩など
も お釈迦様の弟子として説かれているのです。

 お釈迦様の法会は、この涅槃会のほか、誕生を祝う 降誕会(ごうたんえ) 4月8日、
「花祭り」と 悟りを開いた時、12月8日の成道会じょうどうえ)があります。
 各宗派とも、これらの日は大切に法要されているのでしょう。



涅槃図の絵解きがありました。

 

 

 

 

 

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