蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

目の愛護デー'18  (bon)

2018-10-11 | 日々雑感、散策、旅行

   昨日10月10日は、「目の愛護デー」でした。 昨年も当ブログにもこれに因んだ内容で
記事アップ(2017.10.10)していました。 制度の下りなどについては、昨年のブログ記事
からその部分をコピペしました。
『 はじまりは、1931年(昭和6年)に失明予防の運動として、10月10日を「視力保存デー」
と定めて、中央盲人福祉協会が主催、 内務省、文部省の後援で毎年活動を始めたのがきっ
かけ』とありました。

 また、昨年の記事には、高校生までの未成年の視力変化(低下)についてグラフで示した
りして、その原因や予防等について言及していましたので、今年は、高齢者の視力について、
年齢ごとの視力変化のグラフなどがないか?  そのような調査データがないか? ネット
調べをしましたが、残念ながら見つけられませんでした。

 調べているうちに、気が付いたのです。 高校生以下の学童には学校での“身体検査”と
いうのが定期的に行われていますから、身体の発育や視力などのデータがキチっと取られて
いるのですね。
 しかるに、社会人以降はそれぞれの会社等で行う“健康診断”で、もっぱら、消化器系、
循環器系その他、がん、糖尿などを主体に検査し、視力については、運転免許証更新時に
検査したり、眼鏡を作る時に検眼する程度で、全国的なデータなどはないのが当たり前で
すね。

     眼の構造
       (ネット画像より)
        

 日本人の約7割の人が眼鏡使用者、and /or コンタクト使用者であると、ネット記事に
ありましたが、さもありなん・・ですね。 電車に乗ってもスマホばかり、家でもスマホや
パソコンなどの投過光の画面ばかり長時間見ているのですから~。
 高齢者に至っては、もともと通常の加齢から老眼による眼鏡使用者が普通ですが、この他、
視力障害を起こす以下のような疾患があります。(santen HPから抜粋しました。)

     ◎老眼・・・・・加齢による誰にでも起こる(白髪と同じ)症状。
    
◎白内障・・・・水晶体が濁るという病気。
    
◎緑内障・・・・ 先天性を除き、加齢によるもので、早くて40代から変化が生じ
                     視野障害が起こる。
    
◎眼底の変化・・網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性。

 ここで・・

緑内障は、眼の中にある血液に代わって栄養などを運ぶ房水という液体の圧力(眼圧)が
  高くなり視神経に障害を起こし視野が狭くなる病気です。
眼圧が上昇する原因にはいく
  つかあるようです。
 また、眼圧が正常でも、もともと視神経の眼圧への抵抗力が低く
  障害を
起こす場合もあるようです。 緑内障患者の中には、むしろこちらの方が多いと
  ありました。

網膜静脈閉そく症は、動脈を通して網膜に栄養と酸素が与えられて、静脈によって二酸化
  炭素や老廃物を排出していますが、その運んでいる途中
で、静脈(血管)が詰まってし
  まう病気で、さらに網膜中心静脈閉塞症
と網膜静脈分枝閉塞症に分かれます。
    前者は血管の根元のところが詰ま
り起こるとあり、後者は血管の末梢部分が詰まる病
 気で、罹患者数はこ
ちらの方が圧倒的に多いそうです。主な原因は動脈硬化だといわれ
 て
います。

糖尿病網膜症は、血管が傷んで、血液の循環が悪くなり、血液中の水分、たんぱく質、脂
 肪などが外に滲み出る症状の病気です。血糖値が高くな
ることで、血管が傷つき血流が
 悪くなり、身体中の血管に障害が現れるので
、当然、網膜にも悪影響が出るのです。

加齢黄斑変性は、高齢化に伴って増加している病気で、眼球奥の中心部にある黄斑に異常
 が起こる病気です。症状は、モノが歪んで見えたり、視野の中心
部が暗く見えるなどが
 代表的です。普通、片側の目は正常であることが多
く、片側の目がこの病気にかかって
 も気づかないことがしばしばあるそ
うです。


  これら、加齢によりいろいろな怖い病気が起こってきますが、これらのほか、硝子体に
ごみのようなものが生じて起こる飛蚊症やドライアイなど日常的な症状まで結構起こりえ
ますから、日ごろから注意をしたいものですが、なかなか思うようにできていない状況です。
 
私にとって反省すべき重要ポイントの一つです。

  で、高齢者について、これらの目の疾患の割合がどのようになっているか、ネット調べを
しましたが、見つけることができませんでした。緑内障、加齢黄斑変性、白内障などに起因
する失明率の割合はグラフ化されていましたが、各論文にはこのグラフが引用されていて、
定量的な分析は見当たらなかったのです。
 医学について全く無知なので、調べ方が悪いのもしれませんが、それぞれの症状や原因
などの解説は、丁寧になされているのに、統計的な側面については、一瞬“弱いのではな
いか?”などと、思いましたが、これは大変失礼であったと即座に反省した次第です。

 なぜかといえば、高齢者の同一人物が複数の疾患を同時に患っているケースが多いからで、
緑内障が〇%、加齢黄斑変性が〇%のように全体に対する割合は現わせないのですね。
緑内障だけの年齢別割合とか、白内障の割合とか、各疾患ごとの割合は、当然ながら示され
ていました。

 緑内障の年代別有病率は、日本緑内障学会データから、40歳代:2.2%、50歳代:2.9%、
60歳代:6.3%、70歳代:10.5%、80歳以上:11.4%とあり、 
白内障はネット記事から、
40歳代:~20%、50歳代:50~%、60歳代:78~80%、70歳代:80~90%、80歳以上:
~100%とありました。

 また、加齢黄斑変性については、日本眼科医会や厚労省の記事から、50歳代くらいから
発症し、75歳を超えると急増しそのピークは男性80~84歳、女性75~89歳とありました。
また、ここ9年間で2倍に増加したとも。

 最後に、これらの眼科疾病の予防について、調べてみましたが、もともとが加齢による
ところが多いために、加齢による影響を極力少なくすることが大事で、改めて予防法など
と断言できるものではないようですが、とりあえず、正しい食生活が重要で、特に、老化
を遅らせる抗酸化作用の強いポリフェノール、ルティン、ビタミンC、Eなどを摂るように
心がけることが、白内障、加齢黄斑変性の予防につながるようです。
  また、目から強い光を受けないために、サングラスなども効果的だとありました。 
失明率第1位(日本で)の緑内障については、まずは早期発見することが大事だとありまし
た。 予防としては、白内障などと同じように食生活を正しくし、特に糖分の過剰摂取を
控え、血流をよくする運動などもよいとありました。

 くどくどと、長くなった割には、ピタッとした解説にはならず、全体的に難しい内容
だったようです。 目からうろこ・・という具合にはなりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーン・アイズ / ペペ・ハラミジョ

コメント
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