三が日、関東のお天気は穏やかで、昨日あたりは風もなく暖かで、箱根復路の
沿道は応援の人々で大変賑わっていました。
反転、早々の世界は、いきなり緊張の度を高めています。どうなるのでしょうか?
日没後の南の空の低いところに、キラリと光る星がフォーマルハウトです。「秋の
ひとつ星」と言われているように、秋から冬にポツンと一つだけみなみの空に輝いて
いるのですぐに見つけられます。
シリウスやペテルギュウスなどのように有名ではないようですが、私には、以前から
何となくこの星に愛着を感じています。
フォーマルハウト
(ウイキペディアより )
フォーマルハウト(Fomalhaut)は、全天に21個ある1等星のうちの1つで、アラビア語
で「大魚の口」という意味なのだそうですが、確かに、「みなみのうお座」の口のところ
に光る星なんですね。
ネットにありました。ギリシャ神話に『 神々がナイル川沿いで宴会を開いていたとこ
ろ、突然、怪物デュポンが現れ、驚いた神々は動物に姿を変えて逃げた。愛の女神アフロ
ディテが魚の形になって逃げたものとされる』と。 ここで、アフロディテはヴィーナス
のことですが、これが魚に変身して、おまけにさかさまになって口を開けているのです。
そんな星座なんですね。で、この大きく開いた口は、はるか天高く上の「みずがめ座」
から落ちてくる“水”ならぬ“お酒”を受けているのだとか。
ヴィーナスは、よほどの酒豪?
みなみのうお座(口のあたりに光るフォーマルハウト)
(ネット画像より)
フォーマルハウトは、かなり近いところにある星(恒星)で、約25光年の距離にある
そうです。アルマ望遠鏡でとらえたその姿は、下図のように塵とガスでできた大きな環が
あるのです。そして2つの惑星があるのだそうです。
アルマ望遠鏡がとらえた フォーマルハウト
(アルマ望遠鏡ページより)
ここで、寄り道ですが、「アルマ望遠鏡」というのは、南米チリのアタカマ砂漠の標高
5000mの高原にあります。口径12mのパラボラアンテナが54台、口径7mのパラボラアンテナ
が12台の合計66台で構成された1つの巨大電波望遠鏡なんですね。
また、今日1月4日は、しぶんぎ座流星群の活動が極大となるとあり、明日の未明あたり
が観測に適しているとありますが、極大のピークが過ぎているようなので、肉眼での観測
は厳しいかもしれませんね、 寒い時期ですから、今回は遠慮しておきます。
しぶんぎ座流星群は8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群
の一つですが、「しぶんぎ座」という星座は今は存在もう存在しないそうです。
かつてこのあたり(北斗七星の近く)に「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」という
星座が設定されていたことからこの名前がついた とありました。
この後すぐに、恒例となりました高尾山初詣に出かけてきます。