今日、1月20日は二十四節気の「大寒」です。 暦の上では一年で最も寒い時季という
意味から大寒と呼ばれています。 1/6が小寒で、この日から「寒の入り」となり、
『寒中お見舞い』などのあいさつでお馴染みですが、2/4の立春で寒が明けるのですね。
大寒のイメージ(兼六園)
(ネット画像より)
そんな大寒も今年は暖かで、東京では、3日前の土曜日に粉雪がちょっとだけ舞いました
がすぐに止んでしまいました。 センター試験への障害にならずに済んでよかったです。
が、さっぽろ雪まつりでは、10日前あたりから例年より遠い 片道2時間もかかるところ
(倶知安など)から、開会直前まで、5トントラックで延べ6000台の動員が予定されている
そうです。札幌で積雪が10㎝以下なのは36年ぶりだとか。
さっぽろ雪まつりの雪を運ぶ
(ネット画像より)
埼玉でも、昨年訪れた秩父の「三十槌氷柱」など3氷柱も氷ができずに苦戦しているよう
ですし、山梨では夏場に出荷する天然氷もできないとのことだそうです。 袋田の滝も凍ら
なくて観光向けに困っているといっていました。
ちなみに、東京の1月の気温を過去と比較してグラフにしてみました。
(goo天気からグラフ化しました。)
グラフからもわかりますが、確かに今年(赤い線)は、やや高いですね。特に最低気温
がかなり高いことがよくわかります。 普通に生活している分には、暖かい方が何よりも
結構なことですが、困っているところもあるのですね。やはり冬は、寒くあるべし・・
なのかも?
「大寒」については、当ブログ、2014.1.20に記事アップしていましたが、この年は寒く、
旭川近郊でマイナス30.5℃を記録したとありました。
1月20日は、また「二十日正月」と呼ばれ、昔は各地でそれにちなんだ行事があった
ようです。「二十日正月」についても、当ブログ,2017.1.18に記しておりました。
一部を引用します。
『 旧暦の1月20日のことで、この日をもって正月の行事は終了する節目の日とする地域が
多かったそうです。ウイキペディアには、「京阪神地方では、正月に用いた鰤の骨や頭を
酒粕・野菜・大豆などと一緒に煮て食べることから骨正月・頭正月とも言う。 他の地方
でも、乞食正月(石川県)、棚探し(群馬県)、フセ正月(岐阜県)などと言って、正月
の御馳走や餅などを食べ尽くす風習がある。」とありました。 お正月の豪華食事に比し
て、貧弱な食事を“乞食正月”などと表現するのも面白いですね。』
このような、習慣は現在ではほとんど見られなくなっていますね。
実際には、大寒より1週間くらい後が最も寒くなるようですから、そして空気も乾燥気味
ですから、風邪などには十分注意して、くる春を待ちたいですね。
今日の「大寒」は、最高気温13℃くらいで暖かい予報です。
ベランダのさざんか