蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

足のうら  (bon)

2020-08-05 | 日々雑感、散策、旅行

     昨夜(8/4)は満月でした。長く雨が続いた印象からか、夜空全空が明るく青い感じで、
     その中にまん丸い月を見て、一瞬昔にタイムスリップしたような錯覚を感じました。
     8月の満月のことをアメリカでは昔、Sturgeon Moon(スタージョンムーン:チョウザメ
     の月)と呼ぶそうです。

 

 突然、“足のうら”で、申し訳ありませんが、近くの いつも利用している調剤
薬局にあった冊子(持ち帰り用)『足の悩み』(ヘルス・グラフィックマガジン 
Vol.38、2020)を見ているうちに、今さら足のことについて勉強・・でもありませ
んが、改めて認識しましたので、部分を抜き読みしながら、以下にまとめてみました。

       (ネット画像より)

 普段、足のことなど考えたこともなかった・・くらいの無関心だったのですが、
足のトラブルは結構多いそうです。 巻き爪、陥入爪、モートン神経腫、ハンマー
トゥ、強剛母趾、外反母趾、足底腱膜炎、タコ・魚の目などが挙げられていますが、
これらのトラブルの元は、土踏まずのない平らな足「扁平足」であるというのです。
 扁平足は日本人の約7割がそうなのだそうですから大変なんですね。 古くから
靴を履く習慣のある欧米諸国には、「医科」「歯科」に並んで「足科」があり、足
の悩みは足専門の医師の下で受診するそうです。

 で、扁平足というのは、足の骨格構造(足のアーチ)が歪んで崩れている形状を
いい、土踏まずが平らになっているのです。

     足アーチ
      (ネット画像より)

 

 私の足裏は、土踏まずはあると分かりますが、そのくぼみ(アーチ度)が浅い感
じですから、扁平足に近いのでしょう。 左足の薬指の先(裏側)に魚の目がずい
ぶん前からあり、硬くなりすぎると膏薬を貼って、かたい部分をふやかして柔らか
く取れますが、またいつの間にか固くなってくるのです。 しかしこの程度のトラ
ブルで済んでいるというのは感謝するべきなのでしょう。

         

 巻き爪は、指にかかる荷重バランスが悪い人や、ほとんど歩かない高齢者に多く、
親指に多いそうです。モートン神経腫はとくに、中指と薬指の付け根~足指の内側
にしびれや痛みが現れる病気で、中高年女性に多いそうですが、これもアーチが原
因だそうです。ハンマートゥとは、足の指が曲がったまま元に戻らない病気だそう
です。

 強剛母趾というのは、親指の付け根が発作的に痛む病気で、関節の骨同士のかみ
合わせが悪くなって起こるそうですが、痛風と間違われることもあるとか。 外反
母趾は親指の付け根が「くの字」に曲がってしまう病気。女性に多く、靴が原因と
されがちですが、これもアーチの崩れが根本にあるとあります。 私ごとですが、
リタイヤして、硬い革靴を履かなくなってから、気が付くと外反母趾になっていま
した。親指の付け根が外に曲がっていて、普段は柔らかい靴を履くために気が付き
ませんが、登山靴を履いた時、ここが痛くて歩くのに支障があります。 なので、
この部分に、薄いシリコン様のパッチを張り付けていました。

 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、朝起きて最初の一歩の時にかかとに
強い痛みを感じる病気で、やはりアーチの崩れが原因なのだそうです。 朝の一歩
だけでなく、日中歩く度に痛みを感じ‥歩けない場合もあるそうです。
 最後に たこ・魚の目も、アーチの崩れや、足に会わない靴が原因で、局所に圧
力が集中して起こるのだそうです。
 下図のように、皮膚の角層が固くなったのが「たこ」で、「魚の目」は、圧力に
ねじれの力が加わると堅い芯ができ、皮膚に食い込んでくるので痛みを伴うのです。
私のはこの魚の目なんですね。

        (ネット画像より)

 このように足アーチが崩れると、衝撃をうまく吸収することができないために、
荷重が一点に集中したり、筋肉や腱に余計な負担がかかることによって、上記のよ
うな様々な障害となるのです。 さらに、足首や膝の関節も連動して、内側に回転
しながら崩れて、膝関節や股関節に負担がかかって 膝や腰の痛みの原因になること
もあるといっています。

 

 崩れた足のアーチは残念ながら元に戻すことはできないそうですが、崩れた足
アーチを本来の形に補正する「インソール」(単なる中敷きではなく、5000円程す
るそうです。)によって改善されるそうです。 市販品があるそうですが、知識を
持ったアドバイザーのいる靴店などで相談するのが良いとありました。

          

 ところで、足についてもうちょっと横道にそれてみますと、人間の全身の骨格の
1/4は足に集中しているのだそうです。 全身の骨格は、大小約200個の骨がある
ようですが、そのうちの1/4の56個は足部にあるのだそうです。
 3年前の今頃に、ベランダで水やりをしていた時に転んで、「第5中足骨基部」と
いうところを骨折して、松葉づえのお世話になりました。『ジョーンズ骨折』いう
そうです。

 人が足を使って一生に歩く距離は、地球4周分というのもありました。朝起きて
寝るまで、動き回っていますが、誰が計算したか知りませんが16万kmほど歩くの
だそうです。
 まあ、かなり長い距離を歩いているということなんでしょう。

 また、足の指の形が「エジプト」タイプ、「ギリシャ」タイプなどがあるのだそ
うです。何のことかといえば、足の親指より人差し指(足の指で人を指すわけはあ
りませんが)の方が先に出ているタイプがギリシャ型で、親指が一番高く、小指側
に直線的に短くなっているタイプをエジプト型というそうです。
 私のは、ギリシャ型で家内はエジプト型でした。日本人は、約8割がエジプト型
だとありました。 (私は、ギリシャ型のB型なので、かなり希少の方なんですね。)

      (ネット画像より)

 最後に、「足」は、「足りる」「足す」という意味があります。このいわれはあ
まりはっきりとしませんので割愛しますが、足によって、「満足」や「不満足」が
起こるのですね。

 冊子には、さらに、足楽のためのストレッチ体操や自己チェックリスト、爪の切
り方などの解説がありましたが、割愛しました。

 

 

うたう足の歌 (足のうら‥でなく)

 

 

 

コメント
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