今朝(6/18月)8時前、大阪北部を震源とする震度6弱の地震がありました。
関東のテレビで、直前、緊急通報の画面が出て、それを知らせました。
大阪北区、枚方市、箕面市などが震度6弱、周辺では震度5強などと大きな地震に、
皆さん驚かれたことと思います。
直後の大阪市内の映像がテレビで流れていましたが、クルマなど普通の走行風景
でした。 政府は、危機管理センターに官邸対策室を設置して、人命第一に万全を
期して取り組むと発表しました。
広い地域で停電があり、水道管が破裂して道路が水浸し、また 電車などがストップ
して月曜日の通勤・通学の足に大きな影響が出ていると報じています。エレベータの
内部に閉じ込められたとの報告もあるようです。
大阪府及び周辺には、多くの知人・友人がいます。皆さんは大丈夫でしょうか?
どうぞ、大きな被害がありませんよう祈るばかりです。
こんな時に、ブログ・・とも思いましたが、先のブログ、「舞と踊り」の記事で、舞踊、
舞踏なる言葉は、田畑や恋愛などと同じく「造語」である、とありましたので、その造語
について少し言及してみました。
ウイキペディアには、『 造語(coined word)は、新たに語(単語)を造ることや、
既存の語を組み合わせて新たな意味の語を造ること、また、そうして造られた語である』
とあり、『すべての語は、いずれかの時代に何らかの意図や必要性によって造語されたもの
である。』とありました。 夏目漱石の造語として「新陳代謝」、「反射」、「無意識」、
「価値」、「電力」、「肩がこる」などがあるそうです。 先の、「舞踊」は、坪内逍遥
らによる造語でした。
なるほど、今は何気なく使っている言葉も、当時は造語として世に出現していたのですね。
またcoinには、鋳造する、新しく作るなどのいみがあるのですね。
(ネット画像より)
ウイキペディアに、造語が行われるのは、主に次のような場合である、とありました。
1 それまでに無かった新しいもの(発明品や製品、思想など)に命名する場合。
「食育」、「協働」など。 また、それまでに無かった新しいものが出来たために「それ
までにあったものに」区別の為に命名される造語を「レトロニム」といい、携帯電話普及後
の造語である「固定電話」などがある。
2 他言語の言葉やものを示そうとする際に、対応する適当な語が存在しない場合。
「野球」など。これは正岡子規によるのでしたね。
3 既存の言葉で表すと冗長となるものを短縮しようとする場合。
「ネチケット(インターネット上のエチケット)」、「ブログウェブ上のログ)」など。
4 文字や美術などの芸術作品において、作者がその意図を既存の言葉で表現できない場合。
5 既存の言葉を使用することによって生じる法的責任や道義的責任を回避・曖昧化しようと
する場合。 「アレル物質」(家電業界におけるアレルゲン(アレルギー物質)の言い換え。
薬事法の適用回避)など。
6 既存の造語をもじってさらに新たな造語ができたケース。
「レーガノミックス」に対する「アベノミクス」など。
このように分析されると、それぞれにうなずけるところがあります。
一般に、合成語には以下の様なものがある、とありました。
・複合語:2つ以上の内容形態素から構成される語
・派生語:内容携帯素と接辞などから構成される語
・畳語(じょうご):同じ内容形態素の反復によって構成される語
このうち複合語には、成分間の関係によって、二つに分類されています。
・並列関係では、成分同士が対等の関係にあるもので、草木、赤白、田畑、尾頭などが
例示され、
・従属関係 では、成分同士が対等でなく、一方がもう一方に従属しているもので、例示と
しては、 買い物、着物、安売り、うれし涙… 円高、雨降り、にわか雨、さらに、
山登り、田舎育ち などがありました。
また、複合動詞が結びついてできた動詞もそうだそうですが、これは非常にたくさん
あるとありました。 例示では、
切り倒す、ふりかける… 引き始める、押し続ける、作り上げる、書き上げる…
一方、畳語(じょうご)には、
幼児語の「おめめ」や、それに類する愛称「タンタン」など
オノマトペ(擬音語)では、「ガタガタ」など
さらに、 名詞を並べた「山々」「人々」「国々」「村々」「我々」「神々」「日々」
「一人々々」「交代々々」や 副詞的表現の 「時々」「更々」「寒々」「返す返す」
「食べ食べ」などが挙げられていました。
言葉って、いろいろあって面白いですね。
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