ジャガイモを掘り上げてみました。
一昨日、雨が来ないうちに、すぐ前の市民農園のジャガイモを試し掘りしました。
3月に“十勝こがね”という種芋を1㎏植えました。この種芋は、かなり小さく14~5個も
あり、植える時点ではやや不満が残りました。
ちょっと小さすぎる。こんなに数は要らない・・と。
それが試し掘りしてみると、何と大きめのすんなりと丸く、男爵のような感じですが
凸凹がなく、それに一株に4~5個も良い型のが採れ、小さいのもいくつかありました。
ジャガイモ(一昨日の試し掘り)
早速調理してもらいましたが、凸凹がなく、つるっとしていて剥きやすく中もきれい
で、大変好評でした。
昨日、今日と雨で、気温は最高でも18℃度と寒い日です。次のお天気の日に残りのジャ
ガイモを掘り上げることにしていますが、上出来なのでワクワクしています。
ジャガイモは、馬鈴薯とも言いますが、ジャガイモは、1600年ころジャワのジャガトラ
(ジャカルタ)から入ってきた ジャガタライモ から変化してジャガイモとなったとの説
があり、馬鈴薯は、中国の呼び名の一つの漢字と同じとか、形が馬につけた鈴に似ている
ところからとかの説があるようです。 日本の行政では、馬鈴薯と呼ばれています。
そもそも、ジャガイモは南米アンデス中南部のペルー南部に位置するチチカカ湖畔が
発祥とされるとありました。初期に栽培されたジャガイモは 染色体数24本の二倍体ですが、
その後改良された四倍体が栽培化されて、世界中で広く普及しているのです。
品種についてネットをサーフしていますと・・、
『牛肉で偉いのはロイン候の称号あるサーロイン・ステーキ、ジャガイモでは「メークイン」
(女王)、「黄爵」(とうや)、「伯爵」(ワセシロ)、「男爵」の順となりますか。』などの
記事がありましたが、ジャガイモの品種はそれこそたくさんあって、柑橘類のような系統が
はっきりと表現できないようです。
まず、男爵です。
男爵は、明治41年に函館に入ってきたそうで、正式に「男爵薯」と決ったのは昭和3年
(1928年)、北海道の渡島・釧路・根室地方限定の優良品種(奨励品種)に決まった時のこと
とありました。優良品種として認知度が全国に高まりました。 名前の由来は函館近郊に
本格的に普及する原因をつくった川田男爵によるとありました。
メークイーンは、大正6年ころに入ってきたそうで、名前の由来は、中世の春の村祭り
(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王にちなんだもので、メイ・クイーン
( May Queen)は頭に花や飾りをつけて街を行進したのだそうです。メイ・クイーンのジャ
ガイモ品種名は、「メークイン」 で、「メイクイーン」は間違いだと。
キタアカリは、「男爵薯」を母、抵抗性の「ツニカ(Tunika)」を父として交配し、昭和
62年(1987)北海道の優良品種に決まったものだそうです。
今回収穫しました、市民農園の 十勝こがね は、品種名は「農林41号」「北海79号」と
ありました。 そして、長所は、芽の動き出すのが非常に遅いので、貯蔵性に優れ、調理
適性に優れ、澱粉価が高い。センチュウに抵抗性が高い。 短所としては、出芽が遅く栽培
が難しい、疫病による塊茎腐敗に弱いなどとありました。
昭和61年(1986)に北海道農試において、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性の「R392-3」
を母とし、早生、大粒で外観に優れる「69095-17」を父として交配し、選抜・育成したもので、
平成11年(1999)に「十勝こがね」の品種名で出願公表されたそうです。
また、蓼科農園で3年前から栽培している タワラムラサキは、仲間の pookyさんが、取り
寄せた、長崎県産の新種でした。 平成8年ころに登録されたとありました。 突然変異から
発見し、栽培を通じて安定性が確認され、当初、デストロイヤの名前で発売されたとか。
今は、タワラムラサキ ペチカときれいな名前で呼ばれています。
そのほか、品種はたくさんあり、デジマ、とうや、インカのめざめ、トヨシロなどなど書き
きれませんが、日本でこうですから、ヨーロッパなどでは、もっと品種改良がすごいのでしょ
うね。
ジャガイモがかなり専門的になってしまいました。お疲れさまでした。
先日のホタルブクロが開きました。
ジャガイモとは全く関係がありませんが・・
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