昨日、関東では梅雨明けが宣言されました。 6月に梅雨明けするのは
昭和26年に観測を始めて以来、初めてのことだそうです。 連日暑い!
普通、宮中や神社で浄化の儀式として「祓」(はらえ)が行われますが、6月と12月の
晦日には、特に天下万民の罪穢れを祓うという意味から「大祓」(おおはらえ、おおは
らい)と呼ばれています。
それが一般に広く、穢れを除き去る除災行事として定着し、6月のを「夏越しの祓」
「夏祓」などといい、12月のを「年越しの祓」と呼ばれているそうです。
自宅のカレンダーには、6月30日のところに「夏越祭」と書かれています。 6/30
あたりには、全国的に多くの神社で、これに因むお祭りが行われているようです。
夏越しの祓(服部天神宮)
(ウイキペディアより)
これまでにすでに起きてしまった災厄を祓い、残る半年の疫病を予防して健康に過ご
すよう祈願する意味の他、この時季は多くの地域で梅雨にあたり、祭礼が終ると梅雨明け
から猛暑と旱(ひでり)を迎えるための戒めでもあったと考えられているともありました。
夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われます。ご存知の方
も多いと思いますが、参道の鳥居などに、笹の葉を建てて しめ縄を張った結界内に 茅
(かや)で編んだ直径数 m ほどの輪を建て、ここを正面から最初に左回り、次に右回りと
8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に
過ごせることを願うのです。
茅の輪
(ウイキペディアより)
また、蒸し暑くなるこの時期は、体力も消耗するので、「水無月」と呼ばれる甘く食べ
やすいお菓子でエネルギーを補給し、厄祓いをしていたようです。
今も、京都には、「夏越しの祓」の日に食べる 伝統的な和菓子があり、「水無月」と
呼ばれ、ういろうの上に邪気を祓うあずきがのった三角形のお菓子で、三角形は削りたて
の氷を表しているのだそうです。
その昔、宮中では旧暦6月1日に「氷の節句」が行われていたそうです。冬にできた氷を
氷室(ひむろ)に貯蔵しておき、そこから取り寄せた氷を口にして 夏を健康に過ごせる
よう祈るというものです。
が、庶民にとって夏の氷は高嶺の花なので、氷をかたどった三角形の生地に 厄除けの
小豆を散らした和菓子「水無月」となり、いまも親しまれているのです。
先日(6/21)の“蓼科浪漫倶楽部 in青山”で、お土産に、この「水無月」と、
「不老長寿」の最中をいただきました。 児玉先生から、「水無月」のいわれの説明が
ありました。
水無月
(ネット画像より)
今日これから、蓼科農園に行ってきまぁ~す。
今回は、除草がメインで、追肥や支柱立てなどの成長支援をします。タマネギ、ニンニク
などの試し掘りもしてみたり・・。 日中は暑そうですが、朝夕の高原の涼しさを満喫
してきます。
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