蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

TPPは日本にとってメリットなし

2011-01-18 | 素人ニュース解説
菅第2次改造内閣の目玉であるTPP、乗り遅れたら世界の孤児になると経済界、テレビ新聞メイディアも大騒ぎしている。農家を保護をしてでもTPPに参加すべし、平成の開国と大げさな言葉が踊り、国民も中身をさっぱり理解せずにこの流れに流されようとしている。
ニコニコ動画で中野剛志京大助教授が、TPPは日本にとって得ではないと警鐘を鳴らしている。
TPPをじっくり勉強しよう。

中野剛志先生のよくわかるTPP解説―日本はTPPで輸出を拡大できっこない!


環太平洋戦略的経済連携協定(Trans‐Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)。シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの自由貿易協定(FTA)として06年に発効し、その後、米国、豪州、ベトナムが参加するなどして、現在は計9ヵ国で枠組み作りに向けた交渉を行っている。

 モノやサービスはもちろん、政府調達や知的財産権なども対象とする包括的FTAで、原則として15年までにほぼ100%の関税撤廃を目指す。
 
 農業関係者は猛反発している。民主党内の小沢グループは関税撤廃反対、農家の保護を大義名分に、小沢氏の国会招致実現に傾く執行部を牽制しようという本音が透けて見える。

 TPPで打撃を受ける農業を所管する農林水産省は、TPP参加は日本にとってマイナスと反対。
 農水省の試算によれば、関税完全撤廃によって農業生産額は年間4兆1000億円減少し、関連産業への影響も含めると国内総生産(GDP)が約7兆9000億円減少するという。

 一方、経済産業省はTPPで恩恵を受ける産業界の利益代弁者だ。TPPに参加すれば輸出額が約8兆円増加し、逆に不参加ならGDPが10兆5000億円減少するとの試算を示した。

 
 農水省も、時代の流れや国際情勢の動向からTPP参加が不可避なことをわかっている。最後は、関税撤廃までの時間の猶予と受け取る補助金の額で妥協が図られるのだろう。

 経済の視点から見れば、TPPへの参加は日本にとって全体としてプラスであり、その上で参加に伴う社会コストをどう負担するかという問題に落ち着く。そして、そのために農家戸別所得補償制度があるのだ。
菅総理は10月1日の所信演説で、TPPヘの参加を明言し、第2次改造内閣の目先の最重要項目に
決定した。
以上のように、TPP参加の動きが早まる中、上記のニコニコ動画の中野剛志の反対の発言は無視できないものである。


一息入れます。Simon & Gurfunchel



ちょっと気だるく・・ボサノバ イパネマの娘


Diana KrawlのBoy from Ipanema

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3 コメント

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BoyもGirlも同じ・・。 (bon)
2011-01-19 11:04:45
思わず腰が浮いてくるようなリズム・・!いいですね。男も女も同じですね~。堪能してます。
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TPPは賛否両論 (mak)
2011-01-19 10:25:21
流石、理系熱力学を引っ張り出すとは
この問題はゆっくり論議しましょう。
疲れた後のボサノバは最高です。Diana KrawllのJazz version それもMan form Ipanemaです。
返信する
これは、これは・・ (bon)
2011-01-18 21:37:19
いきなり、こんな提案・・難しすぎるけど、このように決めつけるのはいかがかとも思う。なぜなら、どのような期間を想定してメリットありなしを論じているか?とも思われる。だって、ず~と先まで考えたら、いずれ関税は撤廃されることになるんでしょうが・・!ドル安政策だって、だんだんその国だけに閉じて考えられる範囲が狭められて、いずれは物の価値、サービスの価値は、世界で標準的なものになる・・たとえば途上国の賃金は安いといっても、次第に高騰していずれ同じ水準に近づいてくるのと違うか? そんなことを考えたら、やはり、TPPは、今こそ過渡期であるがいずれはチャラになる方向のような気がする・・。
物事はすべて、エントロピー増大の方向にある! エントロピーはもともとは熱力学でのお話でしたが、今や情報の世界、考えの世界、産業の世界にまで論ずることができるような気がする・・。つまり、物事は、いづれはチンイツになってしまう・・悲しいけれど。もっと言うと、尾籠な話で恐縮だが、おいしい刺身もステーキも果物も野菜も・・みんなそれぞれ違うけど食べて消化されれば、すべておんなじウンチになてしまう。ゴメン。
なので、それはそれとして、ならば、それとは違ったところで特異性をどのように構築して行くかという問題かもしれない・・。蓼科論議にもってこい?
あぁ、つかれた・・!
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