この季節、街には豪華な大きな丸い赤や青のアジサイ・・公園や境内などには白いアナベルの塊もみられる。
曇りがち、小雨のなか・・では、何とも風情を感じる景観です。
これらの球状の大きなアジサイは、セイヨウアジサイというのだそうです。
これに対して、平べったい形で中心に蕾のようなものがたくさん密集していてその周りに花びらが形よく並んでいるガクアジサイがあります。
このガクアジサイがむしろ日本原産なんだそうですが、今日ここに取り上げたものは、このガクアジサイを
更に園芸種化した種類でしょうか、それぞれに名前が付けられています。
一つは、“隅田の花火”という名がつけられたもので、我が家にはもう10年以上前からいます。
ガクアジサイの花部分の“花軸”がスッと伸びて、その先に八重の花がパッと開いている・・
丁度、隅田川にあがる花火のようだ・・と名付けられたのだろう。
隅田の花火
もう一つ、おそらく同じ種類として育成されてきたと思われ、同じような形をしていますが、葉の形がちょっと違っているのと、
花の色がピンクで、ややグラデーションがかっており、花も密集しています。
名付けて“ダンスパーティー”と呼ばれ、2年前に頂き物として我が家に来ました。
こちらも、このブログにアップしましたので、記憶にある方もおられるかもしれませんが、小さな植木鉢のままにしていますから、
それほど大きくはなっていません。
ダンスパーティー
アジサイの冬は、秋の終わりから、葉も茎もすべて枯れて冬中何もない状態になります。
これで、花が咲くようになるのかと思うほどですが、春になると立派な葉が出て、見違えるような形を整えるのですね。
地植えの、大きなアジサイの冬は、枯れた枝が、寂しく上部に向かって何本も伸びているだけの殺風景なものとなりますが、
この時期に形を整えるためにきれいに刈り込んでおくのですね。
春、早い時期にこの枯れたように見える枝の節々から、緑の新芽が覗いてくるのは、何とも春の息吹を感じワクワクさせるのですね。
アジサイの語源について、ウイキペディアに、次のようにありました。
「日本語で漢字表記に用いられる“紫陽花”は、唐の詩人(白居易)が別の花、おそらくライラックに付けた名で、
平安時代の学者(源順)がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている」
「また、はっきりとはしないが、万葉集では“味狭藍” “安治佐為”、平安時代の辞典(和名類聚抄)では“阿豆佐為”の
字をあてて書かれている。 もっとも有力とされているのは、藍色が集まったもの を意味する“あづさい(集真藍)”が
なまったものとする説である。そのほか、いくつかの説がある。」
アジサイとは、全く関連すらありませんが、少し前から、咲き続けている“るりふたもじ”を、おまけとしてアップします。これも、過去にブログアップして、名前のいわれなどの解説をしたことがありました。冬の初めあたりまで、ずっと咲き続けるのですね。
るりふたもじ
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