12月2~3日は、秩父夜祭です。
埼玉県秩父市、秩父神社の例大祭の一つで、毎年この両日に行われます。
12月の寒い夜に、壮大な山車、屋台が曳きまされ お囃子、掛け声とともに、打ち上げ花火が追い打ちを
かける 大変賑やかなお祭りです。 私が、このお祭りに行ったのは、もう10年以上前になってしまい
ましたが、この地に実家のある友人に誘われて効率よく見物でき堪能しました。
手元の本によれば、秩父神社、現在の社殿は、天正年間(1573~1591年)の造営と言われ大変古いもの
ですが、壮麗な権現作りで、左甚五郎の彫刻と伝えられる竜があります。 祭神の八意思兼命
(ヤココロオモイカネノミコト)は、古事記によれば、天照大神が天の岩戸隠れの時に安河原に神を集め、
岩戸の前で舞楽を演ずる策を献じて、天照大神を再現させることに成功した 偉勲の神であると
伝えられています。
また、この夜祭の起こりは、1660~70年頃に始められたとのことで、既に300年以上の歴史を持って
いるのですね。 各町内から引き出される山車、屋台は6基あり、京都祇園の山鉾、飛騨高山の屋台と
ともに日本三大曳山と言われているそうです。
3日(今日)の本宮は、午前中例大祭が行われ、午後7時には、各町内の山車、屋台が華やかに飾られ、
午後8時半頃から曳き回され、10時も過ぎる頃、お花畑の御旅所から帰還しますが、この最後の
傾斜のきつい上り坂(団子坂)を大きな山車を曳き上げるところの迫力が凄まじく最高潮に達します。
この場面を見ようと早くから場所取りがあるほどです。
秩父夜祭 (いずれもネット画像から転写しました。)
このお祭りが終わると、一気に慌ただしい年の瀬に突入して行くのですね。
最近では昔のように、すべてのサイクルをこの年の瀬で終わろうとしなくなったせいか、商売筋でも
割と淡々と過ごしているのでしょうね。
秩父夜祭は、このブログ、2011年(12/3)に記事アップしています。この時は、古くから伝わる有名な伝説について述べていました。
埼玉県観光課が出しているお祭りの様子(以前のものです。)
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