蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

国際女性デー

2025-03-09 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日3/8は、「国際女性デー」でミモザの花をシンボルにした記念日として各地で
行事などあるようです。東京都庁など7か所では、ミモザに因んでシンボルカラー
(黄色)のライトアップをしたり、「Wemen in Action」(女性活躍の輪)を広めて
行くとしています。

            (さいたま市ページより)

 20世紀初めころから、アメリカで女性の労働条件の改善を訴えるストライキが起こっ
たりヨーロッパでも各地で女性の政治的自由と平等のために戦う記念の日とし「国際
女性デー」を定めて、その推進を図っていましたが、1960年代には国際的な女性運動
へと発展してきたのです。

 国連は1975年3月8日を「国際女性デー」と定め、1977年には国連総会で「国際女性
デー」が決議されたのです。女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、
加盟国に対し呼びかける日とされています。 この日が決められて、今年50年になる
んですね。

                

 確かに古代から、洋の東西を問わず、女性の社会的地位、権利さらには自由なども、
平等ではなかったのですね。長い年月をかけて、これらの活動を通じて次第に女性の
地位等の回復がなされ 近年では、世界で、企業等各方面で女性の活躍は目覚ましい
ものがあります。

         ミモザ
          (glanet collectionより)


 人類の歴史の中で当然の帰結であり、国連を中心に世界の国々の協調により今日の
実現があり誠に喜ばしい限りですが、これらの積み上げられてきた努力も昨今の急激
な情勢の変化を受けて、どこか空しい風が吹いている感じが否めないのです。
    国連は最早、国際協調の要ではなくなり、緊迫した国際情勢では最早何ら役に立つ
局面が見られないに至っています。

 目先の国家間の利益ばかりが強調され、地球規模的な活動にはそっぽを向き、これ
では各国にとってもそんな長期的視野にかまっておれなくなり、迫りくる火の粉を
ただ払いのけることに必死となり、長く積み上げてきた努力の歴史は、ことごとく
壊れ果ててしまいそうです。

 ここ数日の報道を見る限り、世界は強力な軍事力なくして交渉は不可能‥とでも
いうような様相になって来たのではないか? 人類が大事にしてこれまで積み上げて
きた、倫理観や理念はどこか遠くに飛んで行ってしまったのではないか?

 

 昨日の新聞などでも、「世界女性デー」に関する記事が取り上げられていますが、
このような情勢で「国際女性デー」はややもするとカスミの向こうに置き去りにされ
ているような感じがしています。

 

 

 

昨年?

#国際女性デー (3月8日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

 

 

 

 


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