蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

三究会in福井  (bon)

2023-10-01 | 日々雑感、散策、旅行

      今日から10月に入りました。神無月・・『この月諸神出雲国の大社に集まり給ふ故に名づくる』
      (大儀抄)とあり、秋なんですね。   さすがに朝夕にはそれを感じますが、日中はまだ盛夏が
       居座っています。

 

 三究会(山友の会)は、4年ぶりにリアル再会となりました。9月28日から1泊で
したが、久しぶりに集合し改めてお互いの存在を確認しました。 大げさですが、
そんな感じでした。 しかし、一瞬で確認が済むと、4年のブランクなどはどこにも
なく、昔のままに直ちに戻り、それぞれが想い出す かっての山行きが、あと先構わ
ずに話題として飛び出し、しかし、みんなそのような年月の前後などは全く気にせず
に、全員が話題に集中されるのでした。

 今回で36回目の山行きですが、今回だけは福井市内での集まりということで山は
ないと思いきや、市内の兎越山の頂上の山小屋ならぬ温泉ホテルがその宿泊地でした。
 北アルプスとは行かないまでも、兎越山(おさごえやま 標高82m)は、福井市内
にある足羽山、八幡山に並ぶ足羽(あすは)三山の1つなんですね。 山頂に、亀の
井ホテル福井という全国チェーンの温泉ホテルがあり、サザエのような曲がり続く
急坂を車で登りました。山頂からは、市内の灯りが美しく輝いて見えるそんな山行き
となりました。

        兎越山(おさごえやま)
         (ヤマップより)

 宿泊地の兎越山に登る前に、福井市内の創作割烹「伊呂波」に集合ということで、
4年ぶりのリアル再会はお昼を共にしながらの歓談で始まりました。
 今回、地元 福井、石川、富山、大阪、名古屋、埼玉から計10人の集いとなりまし
た。多くさんの想い出の詰まった皆は、上述しましたように、会えばすぐに昔のまま
に戻ってしまい、年齢も気にしない場となるのでした。

       お昼を皆で・・(伊呂波にて)
         

 一人、どうしても今回参加できなかった、初代リーダーへのお手紙・・といっても、
寄せ書きを贈るということで、A4一枚の厚手の写真用紙に、過去の想い出写真を
ちりばめ、中央の白紙部分に今回集合した面々の寄せ書きを添えるサプライズ計画に、
一層過去の山行きの想い出が鮮明に浮き出して来たのでした。白山、立山、槍、剣、
薬師、黒部五郎、白馬、八ヶ岳、伯耆大山、旭岳、御嶽、木曽駒、千丈・・などなど
何処の山にも想い出があります。

        寄せ書き(登山歴の一部を添えて)
         

  集合場所のお昼処は初めてのお店でしたが、30数年前に馴染みだったところが
発展して現在19年目になるそうですが、当時新婚だった若女将が今は先代女将から
引き継いでいることもあり、貸し切りの座敷もリラックスでき、ひたすら想い出会話
に盛り上がるばかりでした。

        伊呂波の玄関で
         

            (若女将も入って・・)
               

 

 楽しいお昼に満足して、市内の「名勝 養浩館」を訪れました。ここは、旧御泉水
(おせん水)屋敷と呼ばれ、福井藩主松平家の別邸で、江戸時代初期に造られ、城下
を流れる上水を引き込んで池を造り、数寄屋造りの屋敷と池の周りの園路から様々
な景色を楽しむ回遊式林泉庭園として現在に繋がっているという。
  空襲で破壊された屋敷は平成2年に再建されたそうですが、庭園、池の作りは元の
ままだという素晴らしい静寂と美の世界を創出されていました。 ボランティアの
ガイドさんのお話を伺いながら、しばし、古に思いをはせたのでした。

  名勝 養浩園          入口の佇まい
  

 池を中心にした庭園        屋敷内の説明

  

 

 市内にありながら、それを全く感じさせない静寂と安らぎを満喫して、私達は
一路、兎越山を目指して移動しました。小雨降る中の低山は、されどさながら深山
に来たような雰囲気の中、ぐるぐると回りながら登り山頂の温泉ホテルへ。 

 今回ばかりは、登山靴、ザックスタイルではなく皆さん軽装で 疲れもなく4時前
の到着で、ゆったりと部屋で前座の飲み会談話を経て、大浴場(温泉)に浸かった
のち、なぜかトロピカル風のレストランでまたまた盛り上がった楽しい時間を過ごす
ことが出来ました。

       レストランにて
        

 夕食会では、もっぱらスポーツの話題が中心で、アジア大会、ラグビーW杯、大
相撲、MLB・・に至りうんちくが飛び出したり、その後は やはり国内政治に始
まって、健康保険窓口支払い2割の話など身近な話題から、世界情勢分断の図式など
アルコールの消費と共に話題は広がって行くのでした。

 食後は、これまでの山小屋での過ごし方と同じように、広い部屋に集まって「酒
盛り」が始まるのでした。 お昼に出会って、さんざん話し込んできているのに、
ここにきてまたまた話題が尽きないというのも、それだけ長い期間の山行きで自然に
培われた、お互い壁のない気楽さと絆のなせる業なのかもしれません。以前に比べて、
酒量はぐっと減っていました。ワインから日本酒に移ってもどれも750mlで3~4本
くらいでした。 以前山小屋で愛飲したブランデーの姿はもうありませんでした。

 

 翌朝は不思議と早く目が覚め、ラグビーW杯を観戦。 はらはらもしながら無事
勝利を確認したので、朝ぶろに大浴場に行くと、仲間も来ていました。

 楽しい密な集いもあっという間に終わりました。次の機会を約束して、それぞれ
の車に分乗して方面別にサヨナラしました。 楽しかった!

      金沢、富山方面は途中、尼御前SAでお茶しました。
        

 

 

 

"Rum and Coca-Cola" Pete Jacobs Wartime Radio Revue

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする