差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

越中ミセバヤ

2022年11月07日 | うんちく・小ネタ

 日高ミセバヤと並んで越中ミセバヤも満開になったのでアップしてみた。しっかりとした鉢や地植えすれば三枚の輪生した葉も大きくなるのだが、小さな薄鉢に溶岩を入れ用土を少なくして極限の状態でのためか葉は小振りである。それでも花をたくさん咲かせてくれる可愛い奴である。

 ところでこの花、元々は祖父が可愛がっていた株から分けて貰った子孫である。祖父は、薬売りからもらったというようなことを言っていた。我が家は、越中富山の薬売り定宿みたいなことしていたのでその関係からかもしれない。

 部落中廻って薬を交換し夕方帰ってくるようなことをしていたのである。夜、薬の入った行李の整理などしているのを眺めていると良く紙風船をくれたものである。

 今は、すっかり見られなくなった越中富山の薬売り、懐かしい想い出の1ページである。