今は、お盆休みで帰省家族の動向が話題となる。そうしたニュースを見る度、親が健在の頃は欠かさず帰省していた楽しい想い出が懐かしく蘇る。昨日、娘家族が泊まりに来た。大きくなって逞しくなった末孫とのお付き合いも大変となり、体力の衰えを実感させられた。
アップしたのは、ブドウ棚の下で婿殿が準備してくれたバーベキューを愉しんでいるところである。心配させられた台風7号もあゆみが遅く今のところ被害はないが、今後の進路次第では帰省客の復路が気になる。
【語り部】78年前に敗戦した記念日が今年もまた近づいてきた。しばらくは、爺史の記録としてあの苦難の日々を想い出し記してみよう。
松根油 戦争末期になるとその遂行に欠かせない石油などはABCDラインの包囲網が敷かれる。その対策として松の根を掘り起こし、油を抽出しようとした。我が故郷でも大きな松の木を切り倒し根を掘ることを動員させられた大人達がやっていた。松の根は、炭窯のようなところに入れて蒸し油を抽出するのである。そうした窯が、あちこちで見られたものである。大変な労力を使って造られた松根油、あれはどうしたのだろう。
タクシーやトラックなどはガソリンがないので木炭車と言って、木や木炭を不完全燃焼させて、そのガスで走っていた。実家の発動機も、タンクのような所に木炭を入れてガスを発生させ、それを使っていたのを記憶している。