父の手術につきましては、多くの励ましのコメント等をいただきまして、本当にありがとうございました。
予定どおり、24日の月曜日に父の心臓の手術が行われました。9時に麻酔を開始し、終わるのは16時頃と聞かされていました。僕は午前中に講義があったので、手術の開始には病院に行くことができず、お昼で仕事を切り上げて病院に向かいました。母と妻が手術室の控室で待っていました。
心臓外科の先生の事前の説明どおり16時に手術は終わりましたが、集中治療室に運ばれた父と面会ができたのは17時半頃でした。意識はありませんが、確かに心臓は動いています。母は父の手を握り、じっと父の顔を見つめていました。心臓外科の先生から、手術が順調に行われたことをお聞きし、まずはほっとしました。
手術から二日後の水曜日に、集中治療室から救命救急病棟に移りました。仕事を終えて病院に行くと、いろいろな管につながれた父は、意識もはっきりしていて、話をすることもできるようになっていました。
「麻酔を打たれるとき、オレはこれで死んじゃうかもしれないんだなあ」と思ったと話していましたが、翌日の木曜日には、「治っても、寝たきりか車椅子生活かなあ」、土曜日になると「退院したら東北の日本海側を(クルマで)走りに行く」と言うようになり、どんどん希望がふくらんできています。父自身、回復を実感しているようです。顔色もずいぶんよくなっていました。先生からは至って順調に回復しているとのことで、どうやら峠は越えたようです。ただ、「一人で(病室に)いると寂しくて、夜になると涙が出ることがある」と、ポロッと言った父らしくない言葉が気がかりです。
85才という高齢で、合併症の危険も心配され、まだまだ手放しで安心できるまでには至っていませんが、いい方向に向かっていることは確かです。T記念病院の先生方やスタッフのみなさんには感謝しきれないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
僕は、6月1日の土曜日から、保育実習や図書館での読み聞かせ体験、大学のオープン キャンパスなどで土日のどちらかが出勤になっていて、週6日勤務が続いています。休日の勤務時間の振り替えで平日に早く帰れることもありますが、僕自身がかなり疲れているような気がしています。そんな中、15日の土曜 日の読み聞かせ体験の帰り道、ぶらっと寄った鬼岩温泉(岐阜県土岐市)の昔ながらの温泉旅館の雰囲気とお湯の気持ちよかったこと。大学図書館「絵本の森」で子どもたちを前にした学生たちの読み聞かせ体験の活躍と、温かい鬼岩温泉のお湯で、心から癒やされる気分を味わいました。こうして、休日勤務を自分自身の喜びに変えながら、この6週間を乗り切ろうとしてきました。今週末も、7日の日曜日にオープンキャンパスがあります。週6日勤務の最終回です。T大学子ども発達学科の受験を検討している高校生を対 象にした国語(国語科指導法)の模擬授業を担当しています。高校の授業なんてやったことがないので、すごくプレッシャーを感じています。しかし、僕は、どんな授業をやろうかちょっぴり楽しみにしています。オープンキャンパスに来てくれた高校生たちに、「T大学で、先生になる勉強をしたい」と思ってもらえるような国語の授業ができるよう指導計画を立案中です。
12日の金曜日に休みが取れました。週6日勤務も7月7日でキリがつきます。父の病気も峠を越えました。12日は何をして羽根をのばそうかワクワクしています。バイク・ツーリング、ぶらっと上京、ミニで日本海か瀬戸内海、それともローカル鉄道でも見に行こうか、VOXYでソロ車中泊もおもしろそう・・・。ようやく、こうして楽しいことを考えられるようになりました。さしあたって、22日に豊田スタジアムで開催されるサッカー・イングランドプレミアリーグの名門アーセナルFCと、僕が応援している名古屋グランパスの試合のチケットを手に入れました。世界の超一流クラブチームのサッカーをこの目で見ることができるのです。このワクワク感が、僕のパワーの源です。少し、僕らしさを取り戻してきたような気がしています。