自宅の部屋のデスクトップのパソコンは古すぎてメモリー容量が512と少なく、「光なのに超遅い」ということで別のノートパソコンを使っていました。そのパソコンも壊れてしまい、修理も考えましたが、それもメモリー容量は同じ512で「買い換えるしかないか・・・」ということになりまし
た。
僕はパソコンのブランドにもこだわりがありました。昔から愛用してきたNECか、ノートなら世界標準の東芝ダイナブックです。でも、急なことでお金もないし、NECに追いつこうの富士通か、なんとかシェアを伸ばそうと頑張るソニーか、その他の日本のメーカーのブランドも視野に入れ
、エディオンに行きました。
最初に目に入ったのがレノボの59800円。約6万円!。これは安い。メモリーも今の標準の4GB。同じ4GBのタイプでは、NECの旧モデルが約8万円、東芝が9万円。最新モデルは12~14万円。上級タイプの8GBが17~19万円。価格ではレノボが光ります。ただ、難点は中国ブランド。僕は、中国製品に対してあまりいいイメージはありません。でも、日本のブランドのパソコンと比べて6~8万円、旧モデ
ルとの比較でも2~3万円の差に加え、6万円以下で買えるという絶対価格の安さは魅力的でした。2~3万出してこだわりのNECか東芝の旧モデルにするか、思いっきり安い中国製にするか、迷いに迷った末、レノボ(G500)にしました。
帰りのクルマの中で思いました。「とうとう僕は、魂を売ってしまった・・・」と。大袈裟かもしれませんが、そんな思いがしました。
ところが、この2週間ほどレノボを使っていて、これがなかなかいいのです。なんで僕は国産にこだわっていたのだろうと思えるくらいです。話は少し違いますが、タイヤはミシュランかピレリーと決めているのも、ひょっとしたらバカげているのかなあとも思いました。「ウィンドウズ8」は、どの製品も同じです。「XP」に慣れているため「8」に少し戸惑うこともありますが、ハードに関し
ては日本ブランドが良くて中国ブランドは悪いということもないと思いました。
それでも、こだわりは大切だと思っています。国産のクルマならトヨタかホンダ、バイクはカワサキかホンダ、タイヤはミシュランかピレリー、缶コーヒーはUCC・・・、つまらないこだわりかもしれません。だから、安い中国ブランドのレノボの良さを実感し、買って正解だったと思っている今でも「魂を売ってしまった・・・」という思いはちょっとだけ残っています。