ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2016.11 秋のツーリングは遠州路と遠州灘

2016-11-13 16:54:10 | ニンジャ650の部屋
 先週の金曜日は、先月の休日出勤の振替休日をいただいてお休みでした。秋本番、いい季節です。天気もいいし、ここは当然Ninja650の出番です。今回は友達のT先生と一泊で魚のおいしい焼津を目的地にし、行きは山側を、帰りは遠州灘に沿って海側を走る事にしました。

<11月4日>
 CB400SFに乗るT先生と、家の近くのコンビニで9時半に待ち合わせました。そして、合流するとすぐにR301をひたすら東に向かいました。松平から下山にかけては僕のいつもの散歩ツーリングコースです。小一時間走って、新城作手の道の駅でトイレ休憩。歳をとった者がバイクに乗るとトイレが近くなるのです。標高500m、ちょっぴり紅葉が楽しめました。
 作手から新城へはコーナーの連続する下り坂です。もちろんスピードに気をつけて下りました。
 新城市街の混雑を抜けると、気持ちのいいワインディング。峠を越えたら遠くに浜名湖が見えました。近くにはミカン畑と柿畑。奥浜名は三日日みかんが有名ですが、柿の産地でもあったのです。
 浜名湖の北側の国道や県道は狭くてごみごみして走りにくい道でしたが、R362はしだいにのどかなローカル国道になり、ツーリング気分も高まってきます。ただ、休憩するところがなく、トイレを我慢しながら浜北から天竜へと走り続けました。
 結局、お昼過ぎまで走り続け、ようやく天浜鉄道天竜二俣駅に着きました。まずはトイレです。僕もT先生も、いつも以上に長く出し続けていました。
天竜二俣駅には旧国鉄時代の電車が保存されていました。普通に走っていた車両と寝台車、それから蒸気機関車も。
 さらにおもしろかったのが、駅舎がラーメン屋さんになっていたことです。焦げネギ入りの特製ラーメン+小チャーハンセットを食べました。醤油味の濃い味がしました。
 天浜線のお土産物もあり、ついついバッジなどヘンなものをいくつも買ってしまいました。だいたいは、帰ってから後悔するようなものばかりだと思います。
 次に向かったのが小国神社です。この辺りではもっとも格式が高い神社で、本殿もとても立派でした。七五三で賑わう参道を歩き、ちゃんとお参りをしました。「J2に落ちたグランパスが1年でJ1に昇格できますように」パンパン!
 次は、森の石松で知られる遠州森町です。隠れた小京都と言われている町です。その風情を楽しもうと思っていたのですが、ちょうど秋祭りが行われていて、市街地は車両進入禁止になっていました。仕方なく、コンビニに吊るしてあった提灯の写真だけ撮って、森町を出ました。
 そこからは新東名で藤枝へ、県道81で藤枝から焼津へと走り、午後5時頃に焼津駅近くのホテルに着きました。
 6時にT先生とロビーで待ち合わせ、フロントで魚の美味しい店を紹介していただき、旧焼津漁港近くの古い魚料理店「大漁やまちゃん」に行きました。
 税抜き1900円の船盛の上のセットは超豪勢でした。特に採れたてのシラスは美味。ほっぺたが落ちそうなほどでした。

<11月5日>>
 朝から快晴。最高のツーリング日和です。8時半にホテルを出て、県道31とR150で御前崎に向かいました。
 焼津にいながら漁港を見てないなあと思いながら走っていると、「吉田漁港」の標識を発見。学生からシラスの水揚げが多いと聞いていたので、信号待ちの時に隣に停まっているT先生に漁港に行くことを伝え、県道から外れました。
 吉田漁港に着くと、釣り人の多いこと。釣りのことはよくわかりませんが、7~8㎝の小魚があちらこちらで釣れていました。漁協の前では、漁船が入港しては出て行きを繰り返していました。のんびりした風景と潮の香りに癒されます。快晴なのに富士山はよく見ないとわからないほど霞んでいました。これがはっきり見えたら最高なのになあ。
 再び県道31に入りました。途中で県道が途切れ、狭い堤防道路を北上。大井川でした。橋のある国道まで行かないと渡れないのです。「そういうことか・・・」と納得すると、頭の中は「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」。江戸時代かい!
R150は、大きな店が建ち並ぶ牧ノ原市街を抜けると、ま~すぐな直線道路と小さな集落の狭い道の繰り返しで、なんとなく北海道を感じたり、感じなかったり。交通量が全然違うのです。
 そんなことを思いながら走っていてふと気づいたのが、標識の「御前崎」は御前崎市で岬の御前崎ではないのではないかと。どの標識も御前崎と浜松がセットになって表示されているのです。どうしようかなあと思っていたら「御前崎漁港」の標識を発見。国道を外れて走ると「御前崎灯台」の標識を見つけました。狭い道を駆け登ると、工事の足場だらけの白い灯台の前に着きました。
 駐車場にバイクを止め、灯台の下に行くと眼下には雄大な景色が広がっていました。蒼い海、青い空、白い波、緑の海岸段丘が180度広がっているのです。しばらくその雄大な景色から離れられませんでした。
 御前崎灯台からは海岸線に沿って潮風を感じながら西に向かいました。いい気持ちです。
 R150に入るとすぐ道の駅「風のサンマルシェ御前崎」があったので入ってみました。スタンプノートにスタンプを押して店内に入ると、まさにでっかい八百屋。仕事をしている妻にお土産を買おうと思って入ったのですが、農産物ばかりで土産になるものなど全くありませんでした。
 がっかりして道の駅を出て、R150を浜松に向かって走りました。しだいに国道は産業道路と化し、休日にもかかわらず大型トラックに混じって走るちょっとつまらない道になりました。それでもバイパス方面に進路をとると交通量は格段に減りました。きれいに整備された道を走っていると「この先、有料道路」の表示が出て、橋を渡るのに100円。今時めずらしい現金払い。これがまためんどくさい。スタンドを立ててグローブを外して財布を出して百円玉を探って、見つけた百円玉を係員に手渡して・・・。以前はこういうことがいっぱいあったんだなあ。そうか、有料道路があるからそれでバイパスが空いていたんだ。
 R1に合流し、20年ぶりくらいの中田島砂丘に行ってみました。
 時刻はすでに1時過ぎ。砂丘入口の角に喫茶店があり、そこで昼食を済まそうとT先生と話しながら歩いていたら砂丘入口側の歩行者信号が青。待つのが嫌いな二人は「メシは後」と言って、砂丘に向かいました。
 入ってすぐ二人そろって「すげえ」。初めてではないのに改めて砂丘の広さに感動。歩きにくい砂の上を海が見えるまで歩くと、見えてから先もまだまだ砂丘が広がっていました。せっかくだからと、海岸まで行ってみました。なぜか波打ち際は砂ではなく小石でした。寒さ対策でヒートテックのインナーの上に厚着をしていたので、暑い暑い。元の入口に戻り、角の喫茶店に入るやいなやブルゾンとトレーナーを脱ぎ、まずは冷たい水を一杯。ピラフを注文して店内をぶらぶらすると、店中ウミガメのグッズだらけでした。仕事で来られなかった妻に、ウミガメキティのキーホルダーを買い、ピラフを食べて店を出ました。
 脱いだものをバイクのところへ持って行く途中の公園にいくつかの埴輪が置いてありました。その一つに「あっちゃ~」という表情の埴輪があって、二人のお気に入りになってしまいました。
 脱いだブルゾンなどをトップケースに入れ、近くにある祭り会館に寄ってみました。とにかくでかい凧だらけ。浜松祭りでは170の町が競い合って大凧を揚げるということで、映像を観てそのすごさにびっくりしました。夜は夜で山車の美しさで各町が競い合い、一度浜松祭りを見てみたくなりました。
 そろそろ帰る時間です。道が混む前に、できれば明るいうちに帰りたいのです。R1はいつものように大型車がいっぱいでした。時々ノロノロ状態になりながら東名浜松インターに。バイクでのノロノロ運転は嫌いです。でも、東名高速は思ったより空いていて、三日日ジャンクションから新東名までは僕たち二人だけの専有道路状態でした。浜松いなさジャンクションで新東名に入ったら、それなりの交通量でした。
 長篠設楽原パーキングで最後の休憩をとり、東海環状豊田松平インターを出たのが4時半過ぎでした。同行のT先生とミニストップ野○山店の駐車場で少し話をして別れました。
 5時少し前に家に着き、荷物を片付けながら、二日間を振り返りました。
 期待していた富士山ははっきりとは見られませんでしたが、天候にも恵まれ、本当に楽しい二日間でした。
 何よりも、いっしょに走ってくれたT先生に感謝です。彼はとても素敵な人なのです。専門は体育。アスリートです。体育会系らしさとらしくなさを合わせ持つ小学校の先生です。
 楽しいひとときを共に過ごさせていただきました。
コメント (6)
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