ELEVEN HOUSE

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2016.11 シュピーレンで早朝の「モネの池」

2016-11-17 23:21:04 | キャンピングカーの部屋
 岐阜県関市洞戸の名もない池、通称「モネの池」が去年あたりからネットで話題になっています。画像を検索すると、まさにモネの絵そのものの風景です。それほど遠いところではないのでぜひ行ってみようとフェイスブックに書き込んだところ、既に行った人から「紅葉の時期の朝が最高」とのコメントをいただきました。妻もネットで噂になっていることを知っていて、絶対行ってみたいと言っていました。これは行くしかないでしょう。
 豊田界隈の紅葉が今月下旬なので、奥美濃は今でしょう、ということでシュピーレンの出番がやってきました。
<11月12日>
 午後3時に家を出て、東海環状道を西に向けてひたすら走り、西端の関広見インターで出て、まずはインター近くの道の駅「むげ川」でピットインしました。晩ごはんの仕入れです。案外、道の駅には地の旬の食べ物が並んでいるのです。そこで、買ったのは主食に朴葉寿司、おかずに鮎の甘露煮と切り干し大根の煮物。奥美濃らしい献立になりました。
 コンビニで朝食のパンやスープも仕入れました。これで食料はバッチリです。
 次に向かったのが根尾のうすずみ温泉です。R418は途中から1.5車線の狭い山道になり、本当にこれが国道なのかと思うようなくねくね道になりました。実は僕、そういう道は大好きなのです。シュピーレンのベース車はコーナリング性能に不安のあるライトエースバンですが、ローダウンサスに車検対応乗用車用コンチネンタル65タイヤで武装した足は前車のVOXYとほぼ同じ感覚でハンドル操作ができます。パワー不足も早いシフトダウンで補えば問題なく普通に走ることができます。何よりも、コンパクトな車体が山道ではとても有効です。
 立ち寄ったコンビニのあった武芸川から小一時間ほどで「うすずみ温泉」に着きました。
 ぬるぬるつるつるのお湯です。まるで石鹸がしっかり落ちてないような気がするくらいぬるぬるつるつるでした。気持ち良すぎです。ぬるめのお湯も、僕にはちょうどよく、長く入っていられる温泉でした。ただ、ちょっと湯あたりしたのか、手がちゅうき気味になっていました。妻も同じようなことを言っていたので、歳のせいでもなさそうです。
 温泉の後はもちろん牛乳です。子どもの頃うらやましかったフルーツ牛乳を選択。関牛乳おいしさは岐阜辺りでは有名です。一気に飲み干しました。やっぱりうまい。
 山道を戻り、関市洞戸の道の駅「ラステン洞戸」に着いたのが7時少し前でした。回りは山に囲まれ、たった1台だけだったらきっと寂しすぎてパスするかもしれないような道の駅です。でも、さすが土曜日の夜です。ハイエースのバンコンや新型ノアなど数台が止まっていたので、僕たちも泊めさせてもらうことにしました。
 僕のクルマはレストラン「シュピーレン」になり、武芸川の道の駅で買った朴葉寿司で晩ごはん。ゆったりとした気分で食後のコーヒーを飲み、のんびりとくつろぎました。そして、荷室部分をベッド状態にし、クルマはホテル「シュピーレン」になりました。
 明日の朝は、去年から話題になっている「モネの池」です。紅葉の時期の朝が最高ということを信じ、その最高の景色を明日の朝、目にするのです。

<11月13日>
 昨晩は2人で「まだ眠たくない」と言っていたところから記憶が消えています。ホテル「シュピーレン」の寝心地は文句のつけようがないほど気持ち良く眠ることができます。ちなみに、僕たちはベッドの上に薄手の空気マットを、そして厚手のシュラフにくるまって寝ています。FFヒーターを使うこともなく、熟睡していました。さすがに明け方は寒く、4時頃ヒーターのスイッチをオン。まるで床暖房のようにぽかぽかぬくぬく、もう起きられません。いや、起きなくちゃ。それでも結局シュラフから出たのは6時過ぎ。シュラフやマットを畳み、洗顔などを済ませてモネの池のある10㎞ほど先の根道神社に向かいました。
 まだ7時だというのに、第1駐車場は半分くらい埋まっていました。そして、鳥居に向かって歩くと、ありました。モネの池が。見えた瞬間に「モネの池」だとわかります。見えた瞬間、思わず「すげえ」と感嘆の声を上げてしまいました。妻は水の色がモネの絵と同じと言ってびっくりしていました。水の色といい、池に浮かぶハスも、泳いでいる鯉も、周りの草木も、どれもみんな絵と同じ美しさに見えるのです。
 池の周りをゆっくり歩きました。そして、妻も僕もお気に入りは手前側の角付近でした。おそらく朝の光の加減でそこから見た池の風景が特に美しく見えたんだと思います。しばらくの間、見いってしまいました。
 しかし、通称モネの池は神社の脇の小さな池です。30分ほど見学して駐車場に戻りました。駐車場から見る周りの山々も美しい秋の装いでした。朝の光を浴びた奥美濃の風景に、つくづく朝早く来てよかったと思いました。
 朝8時、モネの池のある根道神社の駐車場もその周辺の駐車場は満車になっていました。紅葉の時期の休日は渋滞するとは聞いていましたが、その人気ぶりにも驚きです。なにわナンバーに京都に神戸と関西方面のクルマを何台も見かけました。
 再び道の駅「ラステン洞戸」に戻り、レストラン「シュピーレン」で朝食です。メニューはパンとサラダに車内でお湯を沸かして温かいスープ。食後はフルーツゼリーとコーヒー。BGMは山口百恵。このひとときもたまりません。クルマの中でゆったりとした時が流れます。
 食事が終わったらすぐに家に帰りました。高速道路の一本道のようなものですから11時少し過ぎには家に着きました。朝はモネの池にいて、お昼はNHKのど自慢を観ている・・・。何だか不思議な気分です。これが、シュピーレンのある生活ってことかなあ。
コメント (2)
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