2021.1 さよならローバーミニ

　先週の土曜日に、愛車の一つローバーミニ1.3iメイフェアとお別れしました。
　来月末で買ってから５回目の車検を迎えます。クラシカルなクルマになんと１０年も乗ったのです。


　1999式のミニを2011年に買って１０年！本当に楽しいクルマでした。故障しやすいと聞いていましたが、僕が乗っていた１０年間には一度も故障することがなかったからイヤな思い出が一つもありません。ただ、このところオイルの減りが速く、ガレージの床に新しいオイルの染みが広がっています。大がかりな修理をしないと、下手するとエンジンを焼き付かせてしまうかもしれません。当然、オイルがかなり減っていたので、最後にバイク用に用意いておいた古い４サイクル用のオイルを追加してあげました。そして、特徴あるフロントグリルをピカピカに拭いてあげました。












　そうして、岡崎のミニ専門店「中部オリエンタル自動車」さんにに引き取ってもらいました。専門店なら、絶対に廃車することなく、新車のように再生して次のオーナーさんに引き継いでもらえるだろうと思ったからです。
　僕のミニはボディに錆などが全く無かったようなので、中身を全部取り払って箱状態にして、塗装を全部落として全塗装し、新車のようにして商品にするそうです。そして、全部取り払ったものを再度組み立てる時に、悪くなっている部品を新しいものに取り替え、次のオーナーさんが安心して乗れるようにするとのことでした。だから、店頭に並ぶのは半年から１年くらい先になり、たぶん百数十万円の値段になるだろうと話してくれました。おそらく、それが専門店としての信頼と誇りなのでしょう。それで、僕も１０年間故障知らずで安心して乗ることができたと思います。買う時に「僕たちの仕事は、ミニを減らさないこと」と言われていたのを思い出しました。






　１０年・・・寂しさの中に「オイル漏れの件もあるし、シュピーレンを買ってからミニに乗る機会もめっきり減ったし、今が替え時かなあ」という思いもありました。
　さよなら旧ミニ。１０年間楽しませてくれてありがとう。ゴーカートのようなクイックな走りは決して忘れることはないでしょう。ミニのいないガレージを見て、そんな気持ちになっています。

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