2022.11 １０年以上乗ったメルセデスCクラスとの別れ

　昨日、１０年以上乗ったCクラスとお別れしました。
　2012型メルセデスベンツC２００AMGパッケージ、一言で言って、本当にいいクルマでした。丸っこく大きくなる前の引き締まった旧々型のデザインは、別れた今もお気に入りです。Cクラス史上最高のデザインだったと思っています。１８６馬力のFR車で、足回りはAMGパッケージでしっかり感としなやかさを兼ね備えていて、上質で力強くて安定した走りは、やはり世界の中でも一流の乗り味でした。




　確かに高価なクルマです。でも、３００万円クラスのクルマ（カローラなど）の２台分ですから、カローラに５年乗って新車に買い換えてまた５年乗るか、あるいはベンツCクラスを買って１０年乗るかということで、僕は後者を選んだのです。維持費を考えたら費用は多くかかったと思いますが、１０年経ってもそれなりの値段がつきますから何とも言えないところです。そんな僕なりの計算をするようになり、３０代半ば頃から、常に新型車に乗るより、プレミアム感のあるクルマに長く乗るを選ぶようになったのです。


　さすがに、１０年を超えると不具合も出てきます。センサーで異常箇所を表示することも多々あり、その度に高価な部品代、修理代がかかるようになってきました。壊れてから修理するよりは安心ですが、警告が表示される度にひやっとします。それに、シートの座面に裂け目が出来たり、ハンドルの黒革がきたない白色になってきたり、古さが隠せなくなってきました。


　数年前から、夫婦二人＋時々高齢の母しか乗らないので、次はもう少しコンパクトなクルマに買い換えてもいいんじゃないかと夫婦で話したりするようにもなり、１０年経ったところで買い替えを決断しました。それまで、次もCクラスと思っていましたが、思いきってVWゴルフくらいのサイズのクルマにすることにしました。
　この先、CクラスのようなハイパワーFR+しなやかな走りを味わうことはないでしょう。最高の乗り味を味わわせてくれた旧々型ベンツに感謝です。
　昨日、新車が納車されました。
　「地味だと思っていたけど、意外とかっこいいじゃん、このクルマ。」
が、最初の感想でした。次の１０年のために選んだクルマは、Cクラス並の乗り味が期待できそうなVWゴルフサイズの５ドアハッチバックのハイブリッド車です。それはまた次の機会にということで。
　うーん、ちょっと足が硬いけど、なかなかいいかも。

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