雨の予選を制したのが21才のベッテルでした。決勝レースも雨。メーカー・チ-ムにいくら挑んでもとても太刀打ちできないプライベート・チームのトロロッソが、若いベッテルでフェラーリ、マクラーレン・メルセデス、BMWザウバー、トヨタ、ルノーといったメーカーチームのマシンより速いペースで走りきり、なんと、ポール・トゥ・ウィンをやってのけてしまいました。ウェット・コースの中、ミスもなく、タイヤ選択も、ピット・ストップのタイミングも、すべてパーフェクトで、文句のつけようのない完全優勝でした。プラーベート・チームや若いドライバーが入賞するには、上位チームのマシンの脱落によるタナボタ入賞しかあり得ない今のF1ですから、ベッテルの走りも、トロロッソのチーム力もすばらしいものだったと言えます。そもそも、トロロッソは旧ミナルディというイタリアの超弱小チームです。チェッカーを受けるとき、思わずこみ上げてくるものがありました。ベッテルとトロロッソ・チームのファンになっちゃいそうです。
おめでとう!トロロッソ、おめでとう!ベッテル。
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