GW初日はもちろんツーリング。しばらく見ていない諏訪湖でも眺めようということで、1泊ツーリングに出かけることにしました。僕は諏訪湖南側の杖突峠から眺める諏訪湖が好きなのです。
<4月29日>
僕のNinjaにはお泊まりセットを入れたサイドバッグ「ツアーシェルケース」を取り付け、妻のVTRには雨具などを入れたリアシートバッグを取り付け、気合いを入れて足助方面へと向かいました。
R153で飯田まで走ろうと思っていたのですが、豊田市街を抜けた松平で渋滞気味になっていました。そうなると、足助市街の渋滞は推して知るべし、ということで鞍ヶ池スマートインターから東海環状道を使って豊田藤岡インターへ、そして藤岡川口から山越えワインディングコースを走り、足助市街の北側でR153に入りました。田舎のワインディングをすいすい走り、さらにR153もいい気持ち。明るい緑の新緑に白やピンクの花が散りばめられた景色を眺めながら快調にバイクを走らせました。それにしても豊田市の広いこと。豊田を抜け、長野県根羽村に入った時にはすでに75km以上走っていました。
根羽村のネバーランドでトイレ休憩。そしてさらに新緑と美しい花の風景を眺めながらR153を北に進みました。コーナーの立ち上がりでミラーに目をやると、妻のVTRが僕とほぼ同じラインをたどるようにコーナーを立ち上がる姿が見えます。
飯田山本インターで高速に入りました。そして、座光寺パーキングでひと休み。ちょうどお昼だったので、妻のバイクのシートバッグからおにぎりを出し、ベンチでお弁当にしました。
座光寺パーキングを出たら、一気に伊那インターを目指しました。伊那からはR361で桜の終わった高遠へ。そして、高遠からR152で諏訪湖に向けてバイクを走らせました。高遠から北へ標高が上がるにつれて、桜は満開、芝桜や水仙や知らない花も加わり、まさに春真っ盛りの景色。インカムで「わあ、きれい」をお互いに連発しながら走りました。それに、杖突峠から見下ろす諏訪湖の景色が大好きな僕は、コーナーをクリアする毎にわくわく感が増してきました。
そしていよいよ杖突峠。
残念ながら諏訪湖は霞んでいました。それでも、目的地に着いたという満足感はしっかりと感じていました。
しばらく展望台から諏訪盆地を眺めた後、タイトなコーナーが続く峠道を下っていきました。最初の交差点を左に折れると諏訪湖の南の湖岸を走る道です。曇り空のため、諏訪湖の水もどんよりとした色をしていました。
岡谷駅の近くで県道14に入り、あとは辰野の「たつのパークホテル」に行くだけだったのですが、あと5kmほどのところで、突然の雨。
大急ぎでバイクを停め、大あわてでかっぱを着ました。着終わったとたんに雨足は激しくなりました。どしゃ降りになる前に着ることができてまずはセーフ。ところが、急に強風が吹き荒れ、まるで台風のような天候になってしまいました。これでは再スタートできません。妻は「バイクが飛ばされる」と言ってシートを押さえていました。とにかく、風が弱まるのを待ちました。
15分ほど嵐のなかでじっとしていましたが、風が弱まってきたので雨の中を再スタートしました。しかし、ミラーシールドで前が見づらく、目を凝らして案内標識を探しながら走りました。インカムで「次、右って書いてあったよ」という妻の声にも助けられ、なんとか迷わずにホテルに着くことができました。
着いたとたんに、空はピーカン。局地的短時間の暴風雨に見舞われてしまったのでした。これもツーリング。なぜか嫌な思い出にはならないのです。
つるっつるの気持ちのいい温泉に浸かり、信州牛の石版焼きステーキの夕食。柔らかくて、肉汁がじわーっと甘くて、もう最高でした。
素敵な道、素敵な景色、気持ちのいい温泉、美味しいお肉。天候には恵まれなかったものの、それもたいしたことはなく、まずまず満足、満足・・・のGW初日になりました。
<4月30日>
朝からいい天気。
辰野を出て最初に向かったのがR361権兵衛峠の権兵衛トンネルです。伊北インターから伊那インターまでは高速を使ってワープ。真正面の雪を被った山々がすごくきれいに光り、周りの新緑に映えていました。
伊那インターを出たらR361で緩やかな登り坂を走って峠に向かいました。対向するバイクとピースピースでツーリング気分がどんどん高まります。
お気に入りの権兵衛峠にさしかかりました。4km以上もある長いトンネルを抜けたところでバイクを停め、トンネルをバックに写真を撮りました。そして、峠を下り、木曽路を走るR19に入って南に向かいました。R19もピースピース、ピースだらけで楽しくてたまりません。
道の駅日義木曽駒でお昼の食料の調達です。店に入って見つけたのが、木曽のおいなりさんと木曽牛メンチカツバーガーとおやき。これをどこか景色のいい所で食べようということです。
道の駅を出ると、再びひたすら南に向かって走り続けました。木曽川、新緑、美しい花、そしてたくさんのピースサイン。バイクに乗っててよかったとつくづく感じました。しかも、すぐ後ろに妻がいます。インカムで「右前見て!山がすっごいきれい」とか、「喉乾いた~」とか、いっしょにしゃべりながり走るのもおもしろいのです。
上松町の小野の滝でお昼ごはんと思っていましたが、GWにもかかわらずあまりにも快調に走ってきたのでまだ11時でした。お昼には早すぎます。先に進むことにしました。
次に立ち寄ったのが須原宿。それほど有名な宿場町ではありませんが、地図には水船の里と書かれていて、ちょっと興味がありました。
R19から東に外れ、JR須原駅にバイクを止めて通りを散策しました。少しだけでしたが、江戸時代の宿場町の風情が残っていました。水船も見つけました。澄んだ湧き水を共同で使う施設のようでした。上水道が整備されてなかった時代だったのでとても重宝したと思います。
それからまたR19を南下し、道の駅賤母でお昼にしました。歩道橋で道路を横切ると、木曽川を見下ろす絶景が見られるのです。トップケースから折り畳み椅子と小型のテーブルを出して日義木曽駒で買ったおいなりさんなどを食べました。目の前には小さな滝。そして新緑が美しい木曽の山々。外で食べるお昼ごはんはどんなレストランで食べる食事よりも美味しい気がします。
それにしても暑い。背中がじんじんするくらい暑い日になりました。食事が終わったらすぐにバイクに戻り、アイスクリームを食べました。
あとはただただ豊田に向かうだけです。
中津川インターから豊田松平インターまで高速走行をのんびりと楽しんで帰りました。
この日だけでピースサインが69発。やっぱりツーリングにピースサインはなくてはならないものだと思いました。こうして二人で素敵なGW序盤の2日間を過ごしました。
翌日の午前中は二人でバイクを洗いました。そしてお昼はお土産で買った木曽の信州そば。具たくさんで美味しいそばでした。晩ご飯は木曽牛カレー。翌日はツーリング反芻の日になっていました。
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<4月29日>
僕のNinjaにはお泊まりセットを入れたサイドバッグ「ツアーシェルケース」を取り付け、妻のVTRには雨具などを入れたリアシートバッグを取り付け、気合いを入れて足助方面へと向かいました。
R153で飯田まで走ろうと思っていたのですが、豊田市街を抜けた松平で渋滞気味になっていました。そうなると、足助市街の渋滞は推して知るべし、ということで鞍ヶ池スマートインターから東海環状道を使って豊田藤岡インターへ、そして藤岡川口から山越えワインディングコースを走り、足助市街の北側でR153に入りました。田舎のワインディングをすいすい走り、さらにR153もいい気持ち。明るい緑の新緑に白やピンクの花が散りばめられた景色を眺めながら快調にバイクを走らせました。それにしても豊田市の広いこと。豊田を抜け、長野県根羽村に入った時にはすでに75km以上走っていました。
根羽村のネバーランドでトイレ休憩。そしてさらに新緑と美しい花の風景を眺めながらR153を北に進みました。コーナーの立ち上がりでミラーに目をやると、妻のVTRが僕とほぼ同じラインをたどるようにコーナーを立ち上がる姿が見えます。
飯田山本インターで高速に入りました。そして、座光寺パーキングでひと休み。ちょうどお昼だったので、妻のバイクのシートバッグからおにぎりを出し、ベンチでお弁当にしました。
座光寺パーキングを出たら、一気に伊那インターを目指しました。伊那からはR361で桜の終わった高遠へ。そして、高遠からR152で諏訪湖に向けてバイクを走らせました。高遠から北へ標高が上がるにつれて、桜は満開、芝桜や水仙や知らない花も加わり、まさに春真っ盛りの景色。インカムで「わあ、きれい」をお互いに連発しながら走りました。それに、杖突峠から見下ろす諏訪湖の景色が大好きな僕は、コーナーをクリアする毎にわくわく感が増してきました。
そしていよいよ杖突峠。
残念ながら諏訪湖は霞んでいました。それでも、目的地に着いたという満足感はしっかりと感じていました。
しばらく展望台から諏訪盆地を眺めた後、タイトなコーナーが続く峠道を下っていきました。最初の交差点を左に折れると諏訪湖の南の湖岸を走る道です。曇り空のため、諏訪湖の水もどんよりとした色をしていました。
岡谷駅の近くで県道14に入り、あとは辰野の「たつのパークホテル」に行くだけだったのですが、あと5kmほどのところで、突然の雨。
大急ぎでバイクを停め、大あわてでかっぱを着ました。着終わったとたんに雨足は激しくなりました。どしゃ降りになる前に着ることができてまずはセーフ。ところが、急に強風が吹き荒れ、まるで台風のような天候になってしまいました。これでは再スタートできません。妻は「バイクが飛ばされる」と言ってシートを押さえていました。とにかく、風が弱まるのを待ちました。
15分ほど嵐のなかでじっとしていましたが、風が弱まってきたので雨の中を再スタートしました。しかし、ミラーシールドで前が見づらく、目を凝らして案内標識を探しながら走りました。インカムで「次、右って書いてあったよ」という妻の声にも助けられ、なんとか迷わずにホテルに着くことができました。
着いたとたんに、空はピーカン。局地的短時間の暴風雨に見舞われてしまったのでした。これもツーリング。なぜか嫌な思い出にはならないのです。
つるっつるの気持ちのいい温泉に浸かり、信州牛の石版焼きステーキの夕食。柔らかくて、肉汁がじわーっと甘くて、もう最高でした。
素敵な道、素敵な景色、気持ちのいい温泉、美味しいお肉。天候には恵まれなかったものの、それもたいしたことはなく、まずまず満足、満足・・・のGW初日になりました。
<4月30日>
朝からいい天気。
辰野を出て最初に向かったのがR361権兵衛峠の権兵衛トンネルです。伊北インターから伊那インターまでは高速を使ってワープ。真正面の雪を被った山々がすごくきれいに光り、周りの新緑に映えていました。
伊那インターを出たらR361で緩やかな登り坂を走って峠に向かいました。対向するバイクとピースピースでツーリング気分がどんどん高まります。
お気に入りの権兵衛峠にさしかかりました。4km以上もある長いトンネルを抜けたところでバイクを停め、トンネルをバックに写真を撮りました。そして、峠を下り、木曽路を走るR19に入って南に向かいました。R19もピースピース、ピースだらけで楽しくてたまりません。
道の駅日義木曽駒でお昼の食料の調達です。店に入って見つけたのが、木曽のおいなりさんと木曽牛メンチカツバーガーとおやき。これをどこか景色のいい所で食べようということです。
道の駅を出ると、再びひたすら南に向かって走り続けました。木曽川、新緑、美しい花、そしてたくさんのピースサイン。バイクに乗っててよかったとつくづく感じました。しかも、すぐ後ろに妻がいます。インカムで「右前見て!山がすっごいきれい」とか、「喉乾いた~」とか、いっしょにしゃべりながり走るのもおもしろいのです。
上松町の小野の滝でお昼ごはんと思っていましたが、GWにもかかわらずあまりにも快調に走ってきたのでまだ11時でした。お昼には早すぎます。先に進むことにしました。
次に立ち寄ったのが須原宿。それほど有名な宿場町ではありませんが、地図には水船の里と書かれていて、ちょっと興味がありました。
R19から東に外れ、JR須原駅にバイクを止めて通りを散策しました。少しだけでしたが、江戸時代の宿場町の風情が残っていました。水船も見つけました。澄んだ湧き水を共同で使う施設のようでした。上水道が整備されてなかった時代だったのでとても重宝したと思います。
それからまたR19を南下し、道の駅賤母でお昼にしました。歩道橋で道路を横切ると、木曽川を見下ろす絶景が見られるのです。トップケースから折り畳み椅子と小型のテーブルを出して日義木曽駒で買ったおいなりさんなどを食べました。目の前には小さな滝。そして新緑が美しい木曽の山々。外で食べるお昼ごはんはどんなレストランで食べる食事よりも美味しい気がします。
それにしても暑い。背中がじんじんするくらい暑い日になりました。食事が終わったらすぐにバイクに戻り、アイスクリームを食べました。
あとはただただ豊田に向かうだけです。
中津川インターから豊田松平インターまで高速走行をのんびりと楽しんで帰りました。
この日だけでピースサインが69発。やっぱりツーリングにピースサインはなくてはならないものだと思いました。こうして二人で素敵なGW序盤の2日間を過ごしました。
翌日の午前中は二人でバイクを洗いました。そしてお昼はお土産で買った木曽の信州そば。具たくさんで美味しいそばでした。晩ご飯は木曽牛カレー。翌日はツーリング反芻の日になっていました。
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