去年の春に父を亡くした僕は、GWの間に1回は母を温泉に連れて行って親孝行しなくてはと思っていました。行き先は、母がもう一度見に行きたいと言っていた木曽御嶽山。そして、麓の温泉です。
<5月3日>
愛車シュピーレン(ライトエースバン)後部の部屋をCafeバージョンにセットし、10時頃大渋滞覚悟で家を出ました。豊田松平インターから北に向かうとせと赤津から早くも渋滞。予想より手前からの渋滞でしたがGWですから想定内です。中央道は瑞浪まで35kmの渋滞という標示だったので土岐南多治見インターで出て、県道66号で瑞浪より先の恵那に抜けることにしました。県道66号は原風景の中を走る素敵な道で、よくバイクツーリングで走っている道ですから、迷うことはありません。
土岐の道の駅で最初のトイレ休憩を取り、快調に走っていましたが、途中で20分ほどの渋滞がありました。シュピーレンはキャンカーですからサブバッテリーを使った小さな冷蔵庫が設置されています。適度に冷えた缶コーヒーやお茶で喉を潤しながら、そして母とおしゃべりをしながら、のんびりとドライブを楽しみました。
恵那インターから中津川インターまで中央道を走り、R19で北に向かいました。すでにお昼を過ぎていたので、中津川市街を過ぎて坂を登った辺りにあるドライブイン元越に入り、隣のコンビニで食料を調達し、お昼ごはんにしました。実は、妻がちょっと早めに起きて3人分のおにぎりを作ってくれていたのに、僕がクルマに積み忘れたために、コンビニ弁当になってしまったのです。二人に申し訳なくて申し訳なくて・・・。
食後はCafeシュピーレンでテーブルを囲んで3人でティータイムです。
R19はツーリングやドライブでよく走る道ですが、いつもより1時間以上も時間がかかっています。GWですからしかたがありません。のんびりと御嶽を目指します。ところが、南木曽町を過ぎた辺りで、まったく動かない渋滞にはまってしまいました。たまに少しだけ動く程度で、ほとんど進みません。電光掲示板に「事故通行止め」と標示されていました。1時間以上停まっているような渋滞の先には、なんと正面衝突して前部を大破したクルマが2台。1台は対向車線でひっくり返っていて、もう1台はこちらの車線でボンネットから運転席までぐちゃぐちゃになっていました。乗っていた人はきっと大変なことになっているはずです。
寝覚の床を越えてしばらく進んだ所で左に入り、道の駅三岳で最後の休憩を取りました。通常なら2時くらいに着くはずが、すでに3時半近い時刻になっていました。このままどこにも寄らずに旅館に直行し、温泉に浸かろうということにしました。
県道20号線は御嶽山の麓を巻くように走る道です。木曽温泉を過ぎた辺りで、左前方にくっきりと御嶽山が見えました。山の頂に雪を被った御嶽は、それだけで大きな存在感が感じられます。途中でクルマを停め、3人でよ~く眺めて、4時半頃に予約しておいた西野温泉やまかの湯に到着しました。
母はまず最初に温泉に直行です。続いて、僕と妻が。
晩ごはんは信州牛の朴葉味噌焼きに御嶽の山菜などで、とても美味しくいただきました。普段は少食でめったにお肉など口にしない母が、美味しい美味しいと口にしながらいっぱい食べてくれたのがなんだかすごくうれしく思いました。
父を亡くして1年。少しは親孝行になったかなあと思いながら床に就きました。
<5月4日>
朝から青空が広がりすごくいい天気でした。窓からは霊峰・御嶽がくっきりと姿を現していました。まずは温泉です。い~い、気持ち。
朝ごはんをいただいて、最初に向かったのが九蔵峠。真正面に御嶽が見える絶景の峠です。青い空と頂の白い雪とのコントラストが素晴らしすぎます。
しばらく絶景を楽しんだ後、妻の好きな陶芸の店に寄ってみました。妻は細長いお皿に夢中です。興味がないと言っていた母も急須のようなポットに釘付けになり、それぞれお気に入りを買っていました。
次に立ち寄ったのが、生前父が好きだった木曽馬牧場です。
馬の目って、なんてきれいなのでしょう。かわいくてかわいくて夢中になってしまいました。
そんなこんなで、あっという間にお昼です。
開田は蕎麦の産地で、どこのお蕎麦屋さんもお客さんが外で待っています。そこで、御嶽神社駐車場にある土産物屋で買い物をしてから食事にしようということにして、御嶽神社に向かいました。
買い物がすむと、すぐ前にある喫茶店でお昼を食べることにしました。メニューに蕎麦がなかったので、母と妻はとりうどんを、僕は限定のいのししカレーを注文しました。僕は、限定という文字に弱いのです。
二人は美味しそうにうどんを食べていました。僕はというと、猪の肉に苦戦しながら食べました。固いし、脂っこいし、まさしく獣の味でした。きっと、好きな人には最高のお肉でしょう。僕はちょっと・・・。後悔しながら大好きなカレーを食べました。
GWのど真ん中。夕方になると名古屋方面に向かう道が混みます。道の駅三岳で最後の買い物をして、1時半頃に三岳を出ました。
R19も、中津川からの中央道も、最後の東海環状も、往路とはうってかわってスイスイ走ることができ、4時前には家に着くことができました。
何よりも母が喜んでくれたのが一番です。87才という高齢となり、クルマの運転もやめてしまったため、家から出る機会がほとんどなくなっています。たまにはこうしてどこかに連れて行ってあげなくてはと思います。子どもの頃、いろんな所に連れて行ってもらったのですから。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
<5月3日>
愛車シュピーレン(ライトエースバン)後部の部屋をCafeバージョンにセットし、10時頃大渋滞覚悟で家を出ました。豊田松平インターから北に向かうとせと赤津から早くも渋滞。予想より手前からの渋滞でしたがGWですから想定内です。中央道は瑞浪まで35kmの渋滞という標示だったので土岐南多治見インターで出て、県道66号で瑞浪より先の恵那に抜けることにしました。県道66号は原風景の中を走る素敵な道で、よくバイクツーリングで走っている道ですから、迷うことはありません。
土岐の道の駅で最初のトイレ休憩を取り、快調に走っていましたが、途中で20分ほどの渋滞がありました。シュピーレンはキャンカーですからサブバッテリーを使った小さな冷蔵庫が設置されています。適度に冷えた缶コーヒーやお茶で喉を潤しながら、そして母とおしゃべりをしながら、のんびりとドライブを楽しみました。
恵那インターから中津川インターまで中央道を走り、R19で北に向かいました。すでにお昼を過ぎていたので、中津川市街を過ぎて坂を登った辺りにあるドライブイン元越に入り、隣のコンビニで食料を調達し、お昼ごはんにしました。実は、妻がちょっと早めに起きて3人分のおにぎりを作ってくれていたのに、僕がクルマに積み忘れたために、コンビニ弁当になってしまったのです。二人に申し訳なくて申し訳なくて・・・。
食後はCafeシュピーレンでテーブルを囲んで3人でティータイムです。
R19はツーリングやドライブでよく走る道ですが、いつもより1時間以上も時間がかかっています。GWですからしかたがありません。のんびりと御嶽を目指します。ところが、南木曽町を過ぎた辺りで、まったく動かない渋滞にはまってしまいました。たまに少しだけ動く程度で、ほとんど進みません。電光掲示板に「事故通行止め」と標示されていました。1時間以上停まっているような渋滞の先には、なんと正面衝突して前部を大破したクルマが2台。1台は対向車線でひっくり返っていて、もう1台はこちらの車線でボンネットから運転席までぐちゃぐちゃになっていました。乗っていた人はきっと大変なことになっているはずです。
寝覚の床を越えてしばらく進んだ所で左に入り、道の駅三岳で最後の休憩を取りました。通常なら2時くらいに着くはずが、すでに3時半近い時刻になっていました。このままどこにも寄らずに旅館に直行し、温泉に浸かろうということにしました。
県道20号線は御嶽山の麓を巻くように走る道です。木曽温泉を過ぎた辺りで、左前方にくっきりと御嶽山が見えました。山の頂に雪を被った御嶽は、それだけで大きな存在感が感じられます。途中でクルマを停め、3人でよ~く眺めて、4時半頃に予約しておいた西野温泉やまかの湯に到着しました。
母はまず最初に温泉に直行です。続いて、僕と妻が。
晩ごはんは信州牛の朴葉味噌焼きに御嶽の山菜などで、とても美味しくいただきました。普段は少食でめったにお肉など口にしない母が、美味しい美味しいと口にしながらいっぱい食べてくれたのがなんだかすごくうれしく思いました。
父を亡くして1年。少しは親孝行になったかなあと思いながら床に就きました。
<5月4日>
朝から青空が広がりすごくいい天気でした。窓からは霊峰・御嶽がくっきりと姿を現していました。まずは温泉です。い~い、気持ち。
朝ごはんをいただいて、最初に向かったのが九蔵峠。真正面に御嶽が見える絶景の峠です。青い空と頂の白い雪とのコントラストが素晴らしすぎます。
しばらく絶景を楽しんだ後、妻の好きな陶芸の店に寄ってみました。妻は細長いお皿に夢中です。興味がないと言っていた母も急須のようなポットに釘付けになり、それぞれお気に入りを買っていました。
次に立ち寄ったのが、生前父が好きだった木曽馬牧場です。
馬の目って、なんてきれいなのでしょう。かわいくてかわいくて夢中になってしまいました。
そんなこんなで、あっという間にお昼です。
開田は蕎麦の産地で、どこのお蕎麦屋さんもお客さんが外で待っています。そこで、御嶽神社駐車場にある土産物屋で買い物をしてから食事にしようということにして、御嶽神社に向かいました。
買い物がすむと、すぐ前にある喫茶店でお昼を食べることにしました。メニューに蕎麦がなかったので、母と妻はとりうどんを、僕は限定のいのししカレーを注文しました。僕は、限定という文字に弱いのです。
二人は美味しそうにうどんを食べていました。僕はというと、猪の肉に苦戦しながら食べました。固いし、脂っこいし、まさしく獣の味でした。きっと、好きな人には最高のお肉でしょう。僕はちょっと・・・。後悔しながら大好きなカレーを食べました。
GWのど真ん中。夕方になると名古屋方面に向かう道が混みます。道の駅三岳で最後の買い物をして、1時半頃に三岳を出ました。
R19も、中津川からの中央道も、最後の東海環状も、往路とはうってかわってスイスイ走ることができ、4時前には家に着くことができました。
何よりも母が喜んでくれたのが一番です。87才という高齢となり、クルマの運転もやめてしまったため、家から出る機会がほとんどなくなっています。たまにはこうしてどこかに連れて行ってあげなくてはと思います。子どもの頃、いろんな所に連れて行ってもらったのですから。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村