相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!

☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

ドイツの旅 壮大で優美な建築が残る街「ヴュルツブルグ」 その2

2015-05-12 14:00:31 | ドイツ
ワインと砦の街「ヴュルツブルク」のシンボルと言っても過言ではない代表的建造物がこの地を治めた領主司教の華やかな生活を伝える宮殿「レジデンツ」である。1720年から24年の歳月をかけて「ベルサイユ宮殿」を模して建造された大司教の宮殿はバロック建築様式(宮殿建築)を代表するヨーロッパでも屈指の宮殿と言われている。1000㎡という広大な敷地には宮殿と正面の広場に女神フランコニア噴水、そしてレジデンツの裏には見事な庭園(ホーフ庭園)を配している。1981年に「ヴュルツブルク司教館とその庭園群と広場」として世界遺産に登録された。レジデンツ右横の門より入城するとまず目に飛び込んできたのは50本くらいのピンク色も鮮やかな満開のヤエザクラの並木、回廊であった。まさかここで日本の桜と対面できるとは夢にも思っていなかった。建物内には「階段の間」、「鏡の間」、「白の間」、「皇帝の間」とあり中でも有名なのは「階段の間」で柱の無い広大な吹き抜けに、画家ティエポロの描いた、世界で一番大きいフレスコ天井一枚画がある。建物は荘厳にして絢爛豪華で贅の限りが尽くされておりまさしく「宮殿」である。そしてマイン川の丘に建つ「マリエンベルク要塞」もかつては歴代司教の住まいだった。ヴュルツブルグは優美な建築が残存する美しい街であった。(1504)
























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする