古くより上溝の地に鎮座し八幡大菩薩と称される北相模の農耕開拓の守護神であったといわれている「亀ヶ池八幡宮」はある。創建は元弘元年、暦応2年に社殿を再建、慶安2年幕府より社領として七石の朱印を受けている。祭神は応神天皇。ここは県内では珍しい当宮一ヶ所で境内左側「七福神」が祀られており一度に全てお参りできる神社として、また樹齢は350年のご神木「夫婦いちょう」を潜って参拝すると良縁・良い仕事に恵まれる、また境内にある「ゴールド神社」では車のお祓いができることから交通安全祈願する人が後を絶たないらしい。最近社殿も建て替えられ見違えるようになった。神社にあった池にたくさんの亀がいたことから「亀ヶ池」と呼ばれ、御神像(束帯姿の木造座像)は市内最古のもので重文財となっている。上溝夏の風物詩である「八坂祭」は大勢の人で賑わう。(1505)
向ヶ丘遊園の閉園に伴い園内の「バラ苑」の存続を求める市民の声に応え川崎市が引き継ぎ管理している「生田緑地バラ苑」がある。バラの名所とし知られているが今、春季限定で5/14~31まで開苑している。昨日新聞にも満開、見ごろとと掲載された苑内はバラの虜になった大勢の人がバラ観賞にそして撮影に訪れ身動きできないほど賑わっていた。緑豊かな多摩丘陵に囲まれた「秘密の花園」と呼ばれる約1.2ヘクタールの苑内には入口の「ミニバラ苑」から「ガーデンパーティ」、バラのトンネル「バーゴラ通り」、左奥「イングリッシュローズコーナー」、「ロイヤルコーナー」、苑の中央広場の「バラの丘/中央の丘」、「西口広場」、「裏門前」などのエリア別に533種、4700株の世界各国のバラが植栽されていて、中には「バラの殿堂」入りした15種類(ピース/クイーンエリザベス/イングリッドバーグマン等)の希少なバラもあるようだ。いま全てのバラが見事に咲き乱れ「バラの花園」、「秘密の花園」を創り出している。苑内は香水を噴霧したのような甘いフルーティーな「七つの香り」が充満し酔ってしまいそうである。。このバラは、「愛」、「恋」、「美」、「幸福」と情熱的な花言葉で、魅惑的な美しさで別世界を創り出しているバラ、誰しもが心惹かれるまさしく「花の女王」である。(1505)