東京都北区西ヶ原に外観はルネサンス調で煉瓦造りの躯体を新小松石の野面石積みで覆う造りで大正6年竣工した和洋の庭園を配した豪壮でおしゃれな大正の息吹を感じさせる建物「旧古河庭園」はある。洋館南側にはイタリア式とフランス式の庭園が見事に組み合わされ配置されている。バラのテラス園は一段目は左右対称形、二段目から中央階段を挟んで左右に方形の植え込みとなっている。バラ園には約90種180株の華やかで気品あふれるバラが甘い芳香を漂わせ咲き誇っている。プリンセスオブウェルーズ、レッドドロシーパーキンス、シルバースターなど見ごろを迎えた今、園内は5月9日(土)から6月7日(日)まで「春のバラフェスティバル」が開催されている。重厚な洋館を背景に旬を彩る春バラの観賞とはまさに至福のひと時である。(1305)



















