平塚市浅間町の平塚市庁舎の傍に桜、アジサイ、萩、バラなど四季折々の花で彩られ、中心市街地のオアシス的存在となっている「八幡山公園」はある。昭和31年(1956)に八幡山の一角に開設された広さ1.6ha広い園内にはかつて「旧横浜ゴム平塚製造所記念館」であり、国の登録有形文化財に指定されている明るいピンク色の建物「八幡山洋館」がある。1905年設立された「日本火薬製造」に招聘されたイギリスの技術者23人の宿舎として建設された洋館である。イギリス人技術者帰国の後は海軍将校クラブとして使用され、戦後は横浜ゴムの所有を経て、2004年平塚市の所有となつた。平塚はバラの街、その洋館の前には「ミニバラ園」があり約55品種200株が植栽されている。バラの旬は過ぎているが色とりどりのバラがまだ咲いている。(2207)







