町田市野津田に四季折々の花々で織りなされる美しい名園「町田薬師池公園」=四季彩の杜はある。先月までは「あじさい」と「ショウブ」が色鮮やかに彩りで多くの来園者を魅了した。園内各所では「アジサイ」の残り花がまだ見ることができる。そして今、当園を華やかに彩っているのが園内の北端部にある3,000㎡の「蓮田」植栽された約2000株の古代種「大賀ハス」である。町田相原に鎮座する圓林寺より譲り受けた蓮である。2千年の眠りから醒めピンク色の美しい神秘的な花を咲かせることから「ハスの名所」となっている。例年7月の下旬から8月の上旬に掛けて見頃を迎える。今100輪以上が咲き美しい花姿を大披露中である。百人近い鑑賞客、撮影者で大賑わいである。仏像や菩薩をのせる台座に「蓮の花」のが施されており「蓮華台」とか「蓮華座」といわれ浄土の世界と深い関係がある。今月31日にはこの「大賀ハス」を主役とした「観蓮会」が3年ぶりに開催される。ハスの葉に注いだ酒や茶を茎を通して飲む「荷葉酒」や「荷葉茶」などを楽しめるという。(2207)







