相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。終焉を迎えた桜の女王「ソメイヨシノ」からバトンを受けてハナミズキ、ツツジ、ハナモモ、フジが咲き出して彩りが増してきた。実咲庭園の一画では「イングリッシュブルーベル」が青い釣り鐘型の可愛らしい花を7披露中である。キジカクシ科ヒアシントイデスの草花である。開花はちょうど今頃の4月、花色には青、白、ピンクがある。ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ、ツリガネズイセンとも呼ばれるとか。釣り鐘形で花びらの先端が外側に丸くカールしておりなんとも可愛らしいブルーベルである。春、多くの北西ヨーロッパの森林床は群生して咲くこの「ブルーベル」の青いカーペットに覆われることから「Bluebell wood」(ブルーベルの森)と呼ばれている。(2304)




